オラオラ顔ミニバンはなぜ人気? マイルドヤンキーに威圧的なデザインがウケる理由とは
アルヴェル人気は業界の注目の的?
トヨタの人気ミニバン「アルファード/ヴェルファイア」の人気にあやかるように、ビッグマイナーチェンジをおこなったのが、三菱の「デリカD:5」です。2019年2月の発売では、フェイスデザインが大幅に変更され話題となりました。
新型「デリカD:5」のデザイン変更理由について、三菱の商品企画担当者は次のように話します。
「デリカは独自のポジションを築いていますが、アウトドア色が強くユーザーを限定しているという一面もあったため、『高級感・オシャレ感・洗練性』を求めるユーザー向けに派生車のアーバンギアというモデルも展開しています」
また、商品担当者を始め開発やデザイン担当者も口を揃えて、「トヨタのアルファード/ヴェルファイアを意識した」と話しています。
一方で、トヨタのモデルラインナップでもオラオラ顔が増えているようです。2016年にダイハツ「トール」のOEMとして発売された「ルーミー/タンク」は、小型のワゴンタイプモデルのため、一見ファミリー層がメインターゲットのようですが、手頃な価格設定やオラついたデザインなどからマイルドヤンキー層にも好評だといいます。
2019年5月の販売台数(登録車)では、トヨタ「プリウス」「アクア」や日産「ノート」に続きトヨタ「ルーミー」が7728台を記録して4位になっているほどの人気ぶりです。
オラオラ顔デザインについて、トヨタの販売店スタッフは次のように話します。
「アルファード/ヴェルファイアやノア3兄弟、ルーミー/タンクなど、フロントのデザインをメッキ加飾し、水平基調とするデザインになっています。
このようなデザインが、20代から40代と幅広いユーザーに好評です。また、一部には、クルマのデザインに個性を求める方もいますので、そのようなニーズにもマッチしているのだと思います」
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クルマの人気は、時代背景によるトレンドやニーズによって常に変化しています。そのなかで、オラオラ顔はひとつの定番デザインとして認知され、今後も各社から同様のモデルが登場するかもしれません。
【了】
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