洗車機のコースはどう選択する? 季節や頻度で決める正しい選び方とは

ドライブスルー式洗車を利用する際、コースの選択は悩ましい問題です。とにかく高いコースを選んでおけば安心なのか、安価なコースで十分なのか、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。そこで、各コースの差やワックスと撥水コートの違いなどを解説します。

初心者でも悩まない! 分かりやすい洗車コースの選び方

 お金を入れてスイッチを押すだけで、クルマが綺麗になる洗車機。とても便利ですが、洗車のコースを選ぶときには「何を選べば良いのか分からない」「『コーティング』と『ワックス』の違いが分からない」など、不明点が多く悩んでしまうという声も聞かれます。

 洗車機のコース内容を改めておさらいし、そのうえでどのようにコースを選べばよいのか説明します。

ドライブスルー式洗車のコースにはどのような違いがあるのか

 まずは、大まかなコースの種類からみていきましょう。

●水洗いコース

 最安値かつ最短時間でクルマを洗えるコースで、水をかけながらブラシなどで洗うだけになります。価格は300円から500円ほどとかなり安く、かかる時間は3分から4分です。

●シャンプー洗車

 水だけではなく、シャンプー剤を使って洗車するコースです。価格は400円程度からと安値で、こちらもかかる時間は3分から4分です。

●ワックスコース

 シャンプー洗車の後、油系の被膜で全体をコーティングするコースです。水と油の反発で汚れを弾き、ツヤを出します。効果のは約1週間から2週間ほど持続します。価格は最安値の場合およそ700円程度で、比較的安くツヤ出し効果を得られます。

●撥水コートコース

 洗車の後、シリコーン樹脂系のコーティング剤で仕上げるコースです。ワックスに比べて撥水性、耐候性、防汚性が高く、美しいツヤが出ます。
汚れをつきにくくする効果とともに、塗装を守る効果も期待できます。価格はおよそ1000円以上となりますが、効果の持続期間は約3週間から4週間と長めです。

●ガラスコート系コース

 最もクルマを美しく仕上げることができる最上級の洗車コースです。コーティング剤によって細かな違いはありますが、洗車後に撥水コートを施したのち、ガラス系分子のコーティング剤を塗布するという内容です。コート剤のなかで最も硬度が高く、鏡面にも似たクリアな輝きに仕上がります。

 撥水性、耐候性、防汚性に富み、その上すでに付いている小キズを埋めたり、新しくつく小キズから塗装を守るなど、クルマを美しく乗り続けたい人におすすめできるコート剤です。価格はおよそ2000円以上と高価になりますが、効果の持続期間は1ヶ月半から2ヶ月と最長です。

 ※ ※ ※

 ワックス・撥水・ガラスコートなどにかかる時間は、洗車機によって差がありますが、長くても5分前後です。効果の持続期間はクルマの保管状況によって変化しますので、あくまで目安として見ておきましょう。

 価格やコースの内容は地域や店舗、設置されている機種によって変わります。洗車コース名やコーティング剤なども洗車機メーカーが独自に作っているため、同じ名前で内容が統一されているわけではありませんが、「ワックス」や「撥水コート」、「ガラスコート」といったそれぞれの特性がわかっていれば大丈夫です。

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