クルマは安全? 多発する「ゲリラ豪雨」時に気をつけるべき予防と対策

初夏から晩夏にかけて、発生する「ゲリラ豪雨」。近年、さまざまな場所で被害が増加しています。自分のクルマが被害に合わないためにも事前に対策方法を知っておきましょう。

ゲリラ豪雨に要注意!

 毎年、6月から9月にかけて梅雨やゲリラ豪雨など、雨のなかを運転する機会が増えてきます。一般的な梅雨時の雨であればそこまで心配はありませんが、ゲリラ豪雨による水没やクルマへの浸水被害が年々増えています。

 ゲリラ豪雨での運転方法やクルマの水害にあった際はどうすればいいのでしょうか。

冠水したアンダーパスを走行するクルマのイメージ

 近年では、初夏から晩夏にかけてニュースなどで取り上げるゲリラ豪雨。気象庁によると、天気の急変は、「積乱雲(せきらんうん)」という雲が原因だといいます。

 2018年7月に発生した「西日本豪雨」では、各所で豪雨による土砂や洪水により住宅や道路などに多数の被害が及びました。

 また、都市部でも河川や下水道の氾濫により、クルマへの被害も出ています。実際に、豪雨時に走行する場合にはどのような点に気をつければいいのでしょうか。

 一般道などにおいて、雨の影響を受けやすい場所のひとつに、鉄道などをくぐるアンダーパス部分があります。雨水が集まり冠水しやすいことから、前後の区間では注意を促す看板が設けられていたり、規定の水位に達した場合には通行止めになる場合もあります。

 九州地方の道路を管理する担当者は、「アンダーパスには、雨水を排水する機構があるものの、短時間の急激な雨では排水が追い付かず、進入したクルマが立ち往生するケースがあります」と説明しています。

 同担当者は、近年の豪雨にともない管内のアンダーパス入口に、水位に応じて作動する道路遮断機を新設したといいます。それまでは、水位計の信号を受け取った担当者が現場に駆けつけ、水位を確認してから通行止めの措置をしていたそうです。

 しかし、全国では現在でも冠水してから通行止めになるまで時間がかかる場所も存在します。このような場面に出くわした場合、どうすべきなのでしょうか。

 ホンダは、「冠水路などの深い水たまりは走行しないようにと、取扱説明書などにも記載しています。エンジンや駆動系などの破損につながる恐れがあるためです。しかし、車種によってエンジンやマフラー設置位置の地上高といった条件が異なり、水のかぶり方も状況によって異なるため、具体的に何センチ以上などとは明記していません」と話します。

「あ、ゲリラ豪雨!」どう対象する?覚えておきたい標識を画像で見る

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