ホンダの大ベストセラーコンパクト! 「フィット」の歴史を振り返る
走行性能から安全装備まで、幅広い面で進化した3代目フィット
●3代目(2013年 – )
2013年に登場した3代目フィットは、初代から続くセンタータンクレイアウトを継承しながら新設計したプラットフォームと、すべての搭載エンジンがSOHCからDOHCに切り替えられたことが特徴です。
車体やパワートレインを新設計にしたことで性能を向上させ、世界中でホンダの最量販車となることを目標に開発されました。
2代目と同じく100馬力を発生する1.3リッター車のエンジンは、熱効率を改善したアトキンソンサイクル仕様の直列4気筒DOHCです。アイドリングストップ機構を持ち、JC08モード燃費は26.0km/Lに向上しました。
1.5リッター車では直噴DOHCエンジンとすることで最高出力132馬力まで高められ、パワフルで気持ちの良いドライブフィールを実現しています。
ハイブリッド仕様に搭載されるシステムは、1.5リッター直列4気筒i-VTEC+i-DCDで最高出力110馬力を発揮する可変バルブタイミング「LEB」型エンジンを、最高出力29.5馬力/最大トルク16.3kgmのモーターがアシストする構成となっています。
アトキンソンサイクル、アイドリングストップ装置、可変バルブタイミング装置が付き、JC08モード燃費が37.2km/L(4WD車は29.4km/L)という省燃費を実現しました。
2代目よりもさらに長くなったボディの全長は3955mm。全幅は1695mmとなっており、全高は1525mmと、2代目と同様に5ナンバーの枠内に収められています(HYBRID・Fパッケージ)。
ホイールベースが2530mmまで伸ばされたことで、さらに室内空間は広々としていて、高剛性化や室内の静粛性向上により快適性が向上していることも特長です。
2017年のマイナーチェンジでは、安全運転支援システム「Honda SENSING」を搭載(一部グレードはオプション設定)し、安全面でも大きく進化しました。
【了】
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