運転前のクスリは危険!? 思わぬトラブルを引き起こす可能性も

用法・用量を適切に守ること!

 クルマの運転に影響がないような薬を服用したからといって安心は禁物です。どの薬でも用法・用量を守って適切に服用しない場合、運転に影響が生じる可能性があるからです。

 とくに持病がある場合は注意が必要となり、糖尿病の人などが服用する血糖値を下げる薬は場合によって、血糖値が下がりすぎて低血糖に陥り、運転時に意識がもうろうとする危険性があります。

 前出の薬剤師は、「日常的にクルマを運転する人や持病での薬の影響が気になる人は、あらかじめ医師や薬剤師に相談すると、運転に影響がないような薬に変更できる場合があります」とも話しました。

市販薬に記載されている注意事項

 また、用法・用量を守れば問題ない薬でも、効かないからといって多めに服用するなどした場合には想定される作用が異なり、運転操作に何らかの影響を与えることもあります。

 普段、薬を服用しない人にとっては、『近い距離だから問題ない』という考えで運転すると、薬の副作用によって交通事故を引き起こす危険性が高くなるため、十分に注意が必要です。
 
【了】

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