顔だけがすべてじゃない! 街中から悪路まで「任せとけ!」新型デリカD:5の実力
2018年11月にビッグマイナーチェンジを行い、フェイスデザインが大幅変更されたことで話題となった三菱の「デリカD:5」。悪路走破性が高いことはすでにさまざまなメディアで情報が出ていますが、街中での乗り味はどうなのでしょうか。
フェイスチェンジで話題の「デリカD:5」。街中ではいかに?
すでに限られたテストコースや雪道でのレポートが出回っている新型「デリカD:5」ながら(すでに納車は始まっているらしく街中で見かけました)、考えてみたら一般道じゃ乗っていないのです。
乗り心地やドライバビリティなど、道路を走ってみたいとハッキリ解らない。やっとナンバーの取れた広報車が揃ったということで試乗してみます。
シフトレバーをDレンジにセレクトして走り出すと、改めて感心したのがディーゼルエンジンの静かさ。従来型は、一昔前のディーゼルの雰囲気を濃厚に残していました。
すなわちエンジンを掛けるやキンキンカリカリとしたディーゼル特有ノック音を響かせ、それなりの振動も出します。しかし、新型「デリカD:5」は、他社のクリーンディーゼルと同じく静か&滑らかです。
加えてトルクも明らかに太くなり、絶対的な数値をみると先代より少しだけ増えたのみ。実際は、トルクの立ち上がりなど改善されたらしく、ボディが軽くなった如くグイグイ加速します。
ミニバンのECOパワーユニットといえば先代「デリカD:5」を除きハイブリッドしか選べなかったけれど、ディーゼルとの相性は抜群に良いのです。
また、新しい8速ATの変速フィールも素晴らしい。8速あるとやたらシフトチェンジして煩雑な感じになるかと思いきや、そんなことありません。
変速フィールが滑らか&加速の切れ目が無いため、走り出すやスイスイとギアチェンジしていく。それでいて、巡航時の回転数低く、燃費に良い影響を与えていると考えられます。