トヨタ新型「RAV4」発売目前? 25年の歴史を初代からカムバック!

まもなく復活して新型が登場するトヨタ「RAV4」。初代が1994年に登場して、現在に至るまでの25年間の歴史を振り返ります。

25年以上愛されるトヨタのクロスオーバーSUV「RAV4」

 1994年の発売から、本格的なクロスオーバーSUVとして人気が高いトヨタ「RAV4(ラブフォー)」ですが、トヨタのWebサイトでは、5代目となる新型RAV4が『2019年春頃 日本発売予定』と発表されています。

2019年春に日本発売を控える新型「RAV4(米国仕様)」

 トヨタの新しいプラットフォーム 「TNGA(Toyota New Global Architecture)」を採用し、ボディの高剛性化、低重心化を図っています。

 また、燃費性能と高い操縦安定性・走破性を目指して開発した新4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリングAWD」(ガソリン車)と「新型E-Four」(ハイブリッド車)をトヨタで初めて採用。

 また、予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備するなど、安全面でも大きく進化し、海外では昨年から販売開始となり一躍人気モデルです。

 日本でも、3代目の販売終了と共に姿を消した「RAV4」の復活に期待され、発売前からティザーサイトが公開されるなど注目を集めています。そんな、「RAV4」の歴史を初代から振り返ります。

●初代「RAV4」(1994年 – 2000年)

初代「RAV4」

「クロスオーバーSUV」は、アメリカでピックアップトラックの荷台にFRP製のシェル(ハードトップ)を載せてワゴンのようなルックスにしたことが起源といわれます。

 一部マニアが好んでいた頃とは違い、現在ではステーションワゴンやコンパクトカーを4WD化してSUVに発展させ、日常での使い勝手も良い乗用車ベースのクロスオーバーSUVは人気カテゴリに成長しているのです。

 1994年登場の初代「RAV4」は日本のクロスオーバーSUVの先駆け的存在。2リッター直列4気筒エンジンを搭載し、ベベルギア式のセンターデフを持つ本格的なフルタイム4WDで人気を博しました。

 同時期の「セリカ」や「カローラ」との共通部品も多く使われていますが、オンロード/オフロード両方での走行性能を高めるためにフロアパネルやサスペンションなどが専用仕様になっています。

 デビュー時は3ドア車のみでしたが、1995年には使い勝手の良い5ドアモデル「RAV4 V」(ラヴフォーファイブ)を追加、ホンダ「CR-V」に対抗するべくセリカのスポーティーグレード用の高性能エンジンを搭載した3ナンバー車を追加していました。

 初代「RAV4」のボディーサイズは、全長3705mm(3ドア)/4115mm(5ドア)、全幅1695mmから1760mm(3ナンバー車)、全高1645から1660mmと同車種ながら仕様によって異なっています。

 市街地などの狭い道でも運転に苦労することがないだけでなく、余裕ある最低地上高と本格的な4WD性能で人気となりましたが、「CR-V」やスバル「フォレスター」の登場により販売面では苦戦していったのです。

話題の新型「RAV4」から初代モデルまで25年の歴史を画像で振り返る!(19枚)

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