トヨタ新型「RAV4」発売目前? 25年の歴史を初代からカムバック!
歴代RAV4の歴史を振り返る!
●2代目(2000年 – 2005年)
初代「RAV4」を輸出すると、本格的なフルタイム4WDでオンロード/オフロードにおける、高い走行性能などが海外で人気を博します。
そこで2000年に登場した2代目は海外戦略を重視して、海外で先行発売。初代が3ドア車をメインとしたコンパクトなクロスオーバーSUVでした。
対して、2代目は米国市場を強く意識した優れた居住空間を持つ5ドアモデルをメインに開発し、日本国内での登録はすべて3ナンバー化します。
FF車は、最高出力125psの1.8リッター直列4気筒エンジン、4WD車が152psを発揮する2リッター直列4気筒エンジンを搭載して、2000年制定の『低排出ガス車認定制度』認定車第1号です。
海外戦略を重視し、初代より大きくなったボディーサイズは、全長3760mm(3ドア)/4155mm(5ドア)、全幅1735mm、全高1670から1690mmとなり、エクステリアも高級感を漂わせるデザインでした。
しかし、日本国内のSUVブーム沈静化や、ホンダの新型「CR-V」や日産「エクストレイル」などの登場により販売面では再び苦戦を強いられていました。
また、2代目「RAV4」が発売された頃から、海外での高い人気により国内での自動車盗難件数が多くなっていき、『狙われやすいクルマ』のひとつとしても語り継がれています。
●3代目(2005年 – 2016年)
2代目「RAV4」の日本国内での販売低迷に対して、海外では好評だったことから2005年に登場した3代目「RAV4」は、先代よりもさらに強く海外市場を意識したクルマになりました。
トヨタの新「MCプラットフォーム」を初採用した市販車で、2代目までのセンターデフ+ビスカスカップリング式フルタイム4WDではなく、電子制御式4WDに変更。
搭載されていたエンジンは170psを発揮する2.4リッター直列4気筒エンジンとCVTの組み合わせのみとなり、初代から続いていた3ドア車が廃止され、5ドアモデルのみになっています。
2代目の5ドアよりも、さらに大きくなったボディは、全長4335mm×全幅1815mm×全高1685mmで、海外向けには全長4600mmのロングボディー車も存在。
見た目も堂々とした感があり、全長の短さが外見の特徴だった初代「RAV4」と見比べると、本当に後継車なのかと思うほどにイメージが変わっています。
3代目「RAV4」も海外では人気車種でしたが、国内での販売は思わしくなく2016年に販売を終了。
海外では、4代目「RAV4」が2013年に発売され世界的な売上は絶好調でしたが、国内では同年に3代目「ハリアー」が登場したために、4代目は国内未発売となっていました。
そんななか、日本における『SUVブーム』も相まって5代目「RAV4」が復活することになるのです。
【了】