先代「ジムニー」が新車で売っている!? 海外で生き残った日本車5選

絶版人気SUVが海外なら新車で手に入る!

●トヨタ「FJクルーザー」

ファンも多く高い人気を誇るも生産が終わった「FJクルーザー」

 レトロな雰囲気のユニークなデザインと、最新技術が融合したトヨタの本格SUV「FJクルーザー」は、北米で人気に火が着き日本では2010年から販売されました。

 頑丈なシャシと「ランドクルーザー プラド」譲りの4WDシステムで悪路走破性が非常に高く、欧州以外の広い地域で販売されていました。

 またドアもユニークで、前後方向に開くいわゆる観音開きの4ドアになっているのも「FJクルーザー」の特徴です。

 国内外でヒットしたクルマですが、2014年に北米での販売が終了し、そのほかの国と日本でも次々と販売が終了します。

 しかし、南アフリカや中東では、いまも新車が販売されています。やはり、デザインが優れていながら悪路走破性も高いということが、延命のポイントなのかもしれません。

 4リッターV6エンジンを搭載するなどスペックと外観に大きな変更はなく、2006年の発売からすると13年ものロングセラーとなっています。

 なお、南アフリカでの価格は日本円で約500万円からです。

●スズキ「ジムニー」

まるでカスタマイズカーのような外観のブラジル製「ジムニー」

 2018年に20年ぶりとなるフルモデルチェンジを行ない、大いに話題となった「ジムニー」は、いまや軽自動車唯一の本格的な4WDクロスカントリー車として不動の地位を築きました。

 この「ジムニー」の先代モデルが、まだブラジルで生産・販売され、しかもカスタマイズカーのような外観となっています。

 元々ブラジルには日本から「ジムニー」を輸出していました。2008年にブラジルならではのアルコール燃料に対応したモデルを販売するなどスズキの力の入れようも大きく、2012年ごろには現地生産を開始(委託)します。

 現行のブラジル版「ジムニー」は4種類のグレードに別れ、最上級の「ジムニー デザート」は、「ジムニーシエラ」とは異なったデザインのオーバーフェンダーや、独特な形状のバンパーを装着。

 さらに、車高も高められ、フロントガラス横に「シュノーケル(エンジン用の空気取り入れ口)」が取り付けられるなど、より一層悪路走破性を高めています。

 エンジンは全車1.3リッターのガソリンエンジンで、ブラジルでの価格は日本円で約210万円から255万円です。

【了】

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