日本で売ればヒットするかも!? 海外でしか売っていないSUV5選
いま世界中で売れているクルマといえばSUVです。あのランボルギーニやロールスロイスもその流れでSUVを発売しました。一方、新興国でもSUVが人気で、本格的な4WDモデルから2WDのクロスオーバーまで多数存在します。そこで、日本では販売していない国内メーカーのSUVを5車種ピックアップして紹介します。
魅力あふれる海外専用販売のSUV5選
日本のみならず世界的に人気の高まりをみせているSUVですが、それに応えるように世界中のメーカーがこぞって新型SUVをデビューさせています。
国内メーカーも全社SUVをラインナップしており、好調なセールスを記録。さらに海外向けに現地でも生産する、海外専売のSUVも多数存在します。
そこで、日本では販売していない国内メーカーのSUVを5車種ピックアップして紹介します。
●ホンダ「BR-V」
ホンダの海外専売モデルは、主に北米と新興国に別れていますが、近年、力を入れているのは新興国向けのコンパクトカーです。
その新興国向けて2015年に発売した「BR-V」は、コンパクトでありながら7人乗り3列シートを備えた、FFクロスオーバーSUVとして開発されました。
生産はインドネシアやタイ、インドなどで行なわれ、アジア圏と南アフリカに輸出されています。
ボディサイズは全長4453mm×全幅1735mm×全高1666mmと、同社の「ヴェゼル」の全長を100mmほど伸ばしたイメージです。
エンジンは1.5リッター直列4気筒ガソリン、もしくは1.5リッター直列4気筒ディーゼルで、6MTもしくはCVTが組み合わされます。
なお、ガソリンエンジン車のインドネシアでの価格は、日本円で約220万円となっています。
●トヨタ「フォーチュナー」
2017年に13年ぶりに日本市場でピックアップトラック「ハイラックス」が復活し、大いに話題となりましたが、この「ハイラックス」と共通のシャシで作られた3列シートSUVが「フォーチュナー」です。
生産は「ハイラックス」と同じくタイやインドネシアなど数カ国で行なわれ、アジア圏とオーストラリア、ロシアで販売されています。
パワートレインはガソリンが2.7リッター直列4気筒、4リッターV6、ディーゼルが2.4リッター、2.8リッター、3リッター(すべて直列4気筒)で、これに5MT、6MT、5AT、6AT、が組み合わされ、仕向地での使用状況に幅広く対応しています。
ボディサイズは全長4795mm×全幅1855mm×全高1835mm(オーストラリア仕様)と、「ハイラックス」より500mmほど短くなっています。
「フォーチュナー」は「ハイラックス」とベースを同じくするSUVということで、日本ではすでに販売が終了している「ハイラックスサーフ」を思い起こす方も多いのではないでしょうか。もちろん4WDも用意されており、悪路走破性も「ハイラックス」譲りです。
価格はタイでは日本円で約435万円から、オーストラリアでは約378万円からとなっています。
●ダイハツ「テリオス」
かつてダイハツの登録車で、コンパクトなSUV「テリオス」というモデルがありました。この「テリオス」の名はいまもインドネシアで生産されている7人乗り3列シートSUVに使われています。
現行モデルの「テリオス」は2017年に発売。ボディサイズは全長4435mm×全幅1695mm×全高1835mmと、日本の5ナンバーサイズに収まるコンパクトさです。
エンジンは1.5リッター直列4気筒ガソリンを搭載し、5MTもしくは4ATを組み合わせてリアタイヤを駆動するFR車となっています。
また、シャシは同じくインドネシアで生産されているミニバン「セニア」をベースとしており、日本市場のようにミニバンから「テリオス」への乗り換えも需要も視野に入れて開発されました。
インドネシアでの価格は日本円で約160万円からとなっています。