日本で売ればヒットするかも!? 海外でしか売っていないSUV5選
新型「フィット クロスオーバー」として販売できるのでは
●マルチスズキ「ビターラ ブレッツァ」
新興国向け車両を主にインド(マルチスズキ)で生産しているスズキは、2016年に新型コンパクトSUV「ビターラ ブレッツァ」を発売しました。
ボディサイズ全長3995mm×全幅1790mm×全高1640mmの5名乗車で、コンパクトながらたっぷりとした車幅で、広い室内空間を実現しています。
大きさ的には同社のSUV「エスクード」と「クロスビー」の中間に位置するイメージです。
エンジンは1.3リッターの直列4気筒ディーゼルのみで、トランスミッションも5MTのみのFF車となっています。
インドで「ビターラ ブレッツァ」は発売以来大ヒット商品となっており、価格、燃費、スタイリング、快適性、安全性、実用性などが評価され、2016年末にはインドのカー・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。
インドでの価格は日本円で約125万円からです。
●ホンダ「WR-V」
あまり知られていませんが、ホンダは世界各国に開発拠点となる研究所を設立しています。そのひとつであるブラジルの“Honda R&D Brazil”で開発されたコンパクトSUVが「WR-V」です。
2017年に発売された「WR-V」はブラジルとインドの工場で生産され、おもに南米とインドに展開しています。
グローバル・コンパクトカーの「フィット(ジャズ)」のFF車をベースにフロントマスクを大幅に変更し、フェンダー周りやルーフ、バンパーをSUVテイストに。さらに車高も上げています。
ボディサイズはほぼ「フィット」と同じ全長4000mm×全幅1734mm×全高1599mmで、もちろん5人乗りの2列シート車です。
エンジンは1.5リッター直列4気筒で、燃料はブラジルならではの、ガソリンとエタノールどちらにも対応した「フレキシブル・フューエル・ビークル」となっています。なお、インド向けには1.5リッター直列4気筒ディーゼルもラインナップしています。
ブラジルでの価格は日本円で約240万円となっています。
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すべてのモデルの価格は公式の表示価格を基に、日本円に換算しています。なお、為替レートは2019年3月時点です。
【了】