正統派セダン? アルファロメオ「ジュリア クアドリフォリオ」は競技モデルを超える切れ味!

アルファロメオ「ジュリア クアドリフォリオ」は、迫力のエンジンサウンドに切れ味鋭いコーナリング特性、正統派セダンの皮を被った競技用マシンかもしれません。

遠目に見れば正統派セダン!目を凝らしてよく見ると・・・!

「FR駆動方式のアルファロメオ」このフレーズを耳にして、驚いた人もいるのかもしれません。中高年の方にとっては、アルファロメオといえば、フロントにエンジンを搭載しフロントタイヤを駆動する、いわば「FF」を思い浮かべるでしょう。ですが、昨年デビューした「ジュリア」はFR駆動方式を採用しているのです。

アルファロメオ「ジュリア クアドリフォリオ」

 そんなジュリアの中でも最強グレードたる「クアドリフォリオ」は、いかにもアルファロメオらしい、熱いパフォーマンスを秘めています。標準モデルは直列4気筒2リッターターボエンジンを搭載しますが、このクアドリフォリオは特別で、フェラーリ製と共通のV型6気筒2.9リッターツインターボエンジンを積んでいるのです。

 最高出力は510ps/6500rpm、最大トルクは600Nm/2550rpmを発揮します。車重は1710kgと軽量ですから、加速力がとてつもなく暴力的であることに納得します。回転計の針が低い段階から、強烈なトルクが発生します。不用意にアクセルペダルを床まで踏み込んでしまうと、あまりの加速感に驚き、右足が緩んでしまうほどです。

V型6気筒 DOHC 24バルブ インタークーラー付ツインターボエンジン

 そもそもエンジンサウンドが刺激的です。いかにもビックパワーマシンらしく、ドロドロとした重低音を響かせていますから、クアドリフォリオが只者じゃないことは、加速する前からわかることです。

 遠目に見れば正統派の4ドアセダンの形をしていますから、真っ赤に塗られたブレーキキャリパーやアルファロメオらしい意匠のアルミホイール、あるいは太いタイヤなどを見過ごしてしまうと走りに驚くかもしれません。

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