軽自動車から普通車へ大変身? 「ジムニーシエラ」同様に軽自動車をベースとしたクルマ3選

ひっそりと普通車に格上げされていた「i-MiEV」

●三菱「i-MiEV」

斬新なデザインがいまも色あせない「i-MiEV」

 これまで紹介した2車種と違い、いつのまにか普通車になってしまったのが三菱「i-MiEV(アイミーブ)」です。

「i-MiEV」は同社の軽自動車「i(アイ)」をベースに、エンジンに替わってリチウムイオン電池とモーターをリアに搭載した純粋な電気自動車です。

 発売は、2009年からで日産「リーフ」よりも早く、世界初となる量産電気自動車として話題となりました。しかし、軽自動車という規格では電池容量を劇的に増やすこともできず、補助金があるとはいえ車両価格が約300万円ということもあり、直近の販売台数は低迷しています。

 そんななか、2018年4月にマイナーチェンジが行なわれ、前後バンパーのデザインを変更。その際に85mm全長が伸びて3480mmとなったため軽自動車から普通車になりました。

 全長が伸びた理由として、歩行者保護に関する保安基準の変更に対応したためで、出力や電池容量は変更されていません。こうした事例で軽自動車から普通車となって販売され続けるというのは、非常に珍しいケースです。

 こうなると日本国内の販売はますます厳しくなってしまいますが、「i-MiEV」は52ヶ国で累計約2万3000台を販売しており、軽自動車規格でありながらグローバルカーとしての役目も果たしています。

【了】

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Writer: くるまのニュース編集部

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