高速道路上の「まさか!」事故が絶えない NEXCO西日本発の「安全運転4箇条」とは
NEXCO西日本は、管内における平成30年の交通死亡事故発生状況を発表しました。死亡事故発生件数、死亡者数ともに減少し、道路公団民営化以降過去最少となったようです。 それでも後を絶たない「まさか!」の事故の対策とはどのようなものなのでしょうか。
高速道路上で「人」や「停止車両」への衝突が後を絶たない
交通事故は日本全国で毎日にように発生しています。クルマ同士であったり、クルマとバイク、クルマと人、クルマ単独であったりと、さまざまなケースが想定されますが、事故をゼロに近づけるにはまだまだ相当な年月が必要です。
しかし、事故件数、死傷者数は年々減少傾向にあるのも確かです。
理由として、警察や自治体、道路会社、JAFなどの関連団体が行っている事故防止の啓蒙活動の成果や、飲酒運転に代表される法律の厳罰化、衝突被害軽減ブレーキなど先進安全装備の普及などが考えられます。
そんななか、NEXCO西日本は、管内における平成30年の交通死亡事故発生状況を発表。平成30年は、平成29年に引き続き、死亡事故発生件数、死亡者数ともに減少し、道路公団民営化(平成17年10月)以降過去最少となりました。
平成30年における交通事故の発生状況では、32件(38件)の死亡事故が発生し、35名(41名)の尊い命が失われています。(カッコ内は平成29年のもの)
また、高速道路上で、「人」や「停止車両」に衝突する「対人事故(2件)」、「対停止車両事故(9件)」が発生するなど、『まさか!』と思える事故が絶えません。
NEXCO西日本では、高速道路の利用者に安心・快適な道路環境を提供するため、事故多発箇所を中心としたハード対策や交通安全キャンペーン等によるソフト対策など、各種交通安全対策に取り組んでいるとしています。
そのほか、近年件数が増加した「逆走事故」をゼロすることを早期実現するため、ハード・ソフトの両面で逆走対策を推進しているといいます。その事例を紹介します。