オール樹脂ホイールに網目ウインカー!? 東洋紡が提案する次世代のクルマ像とは
2019年の「第11回 オートモーティブ ワールド」で、東洋紡が次世代素材をふんだんに使用したコンセプトカーを出展しました。樹脂のホイールなどを採用し、各部に近未来を感じさせるデザインが採用されています。
第11回オートモーティブ ワールドで東洋紡がコンセプトカーを出展
2019年1月15日から17日までお台場の「東京ビッグサイト」において「第11回オートモーティブ ワールド」が開催されました。
「オートモーティブ ワールド」は、自動運転、クルマの電子化・電動化、コネクティッドカー、軽量化など、自動車業界における先端テーマの最新技術が一堂に会する展示会で、クルマの先端技術分野においては世界最大級の専門展です。
さまざまな新しい部品や素材などが出展されていましたが、その中で開催された構成展「自動車軽量化技術展」にて、東洋紡は数日前に完成したばかりという新しいコンセプトカーを展示しました。
このコンセプトカーは「東洋紡グループ “未来への挑戦”」をテーマに、同社グループの技術を結集したもので、軽量化をはじめとする、次世代のクルマの高機能化を提案し、内装における「快適空間の演出」と外装における「安心・安全の提供」の両立を目指してつくられたものとのことです。
説明員スタッフに、このコンセプトカーはEVなのかと質問したところ、「このコンセプトカーは、あくまで同社の素材を使った新しい提案をするためのものなので、スペースの関係もありパワートレインは搭載されておらず、自走はできない」とのことでした。
外装についてですが、フロントセクションで、ひと際目を引くのが格子状に点灯するウインカーです。最近では前期型のトヨタ「プリウス」のテールランプにライン状のランプが使われていましたが、このタイプであれば、より軽量で、さらに風を取り入れるグリル的な機能も兼ね備えており、実用性も高そうです。