ハイブリッドはここまで安くなった! 200万円以下のハイブリッド車5選
ユーティリティの高さや、走りのよさで選ばれる2台
●ホンダ「フィット ハイブリッド」169万9920円から
ホンダのベーシックカーとして2001年に発売された「フィット」も、現行モデルで3代目になります。ハイブリッド車は2代目で初登場していますが、モーターはあくまでもエンジンをアシストするのみとなっていました。
これではライバルのアクアに対抗できず、2013年にフルモデルチェンジした際、EV走行もできるハイブリッド車に生まれ変わりました。
ベースグレードの燃費は37.2km/Lと「アクア」には一歩およびませんが、「フィット ハイブリッド」は7速DCTを搭載してダイレクトな感覚の走りが期待できます。
また、「アクア」にはない4WD車が用意され、189万4320円と200万円未満で販売されていますので、雪国の足としてアドバンテージがありそうです。
さらに「フィット ハイブリッド」は室内の広さにも定評があるので、コンパクトカーとしての居住性と荷物の積載性に優れています。
●スズキ「スイフト ハイブリッド」166万8600円から
現行のスズキ「スイフト」のパワートレーンはとても多様化されています。具体的には1.2リッターエンジン、同エンジンのマイルドハイブリッド、同エンジンのハイブリッド、1リッターターボエンジン、と合計4種類にもなります。
マイルドハイブリッドは前出の「クロスビー」と同様なシステムですが、ハイブリッドでは駆動専用モーターを装備し、モーターアシストとEV走行が可能になっています。
また「スイフト ハイブリッド」の特徴として、組み合わされるトランスミッションが「オートギヤシフト(ASG)」となっていることが挙げられます。
ASGは一般的にAMT(オートメーテッドMT)と呼ばれるもので、MTのトランスミッションをベースに、クラッチ操作とシフト操作が自動化されたものになります。
価格が安く、軽量コンパクトで、MT同様のダイレクトな感覚の走りもでき、DCTより変速速度が劣りますが、コンパクトカーに適したトランスミッションとして採用されました。
燃費は32.0km/Lと「アクア」「フィット」にはおよびませんが、何よりも166万8600円と安価で、かつハイブリッド車でありながら940kgという軽量な車体による走りのよさから、「スイフト ハイブリッド」を選ぶ価値はあると思います。
【了】