大きなパワーは高性能車に宿る 国産高出力車5選
21年ぶりのフルモデルチェンジでも話題
●トヨタ「センチュリー」431PS
2018年に発売された新型「センチュリー」は、先代が発売されてからじつに21年ぶりのフルモデルチェンジとなり、大いに話題となりました。
先代は国内の乗用車で唯一のV12エンジンを搭載していましたが、新型ではV8の自然吸気エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド車となっています。
「2UR-FSE型」5リッターV8エンジンは381PSと排気量の割にマイルドな出力になっていますが、アシストするモーターは224PSもあり、トータルのシステム出力は431PSになります。
もちろん、スポーティな走りのためというよりも、2.4トン近くもある車体を走らせるために必要な馬力ということです。
●レクサス「LC500」477PS
2017年に発売されたレクサス「LC」は、ロングノーズ・ショートデッキという一見古典的なスポーツカーのスタイリングに、革新的なデザインを融合させたラグジュアリークーペです。
グレードは2種類あり、ハイブリッド車の「LC500h」と、ガソリン車の「LC500」があります。このうち「LC500」は「2UR-GSE型」5リッターV8エンジンを搭載し、自然吸気ながら最高出力477PSを発揮します。
自然吸気のエンジンならではといえる、アクセルを踏んだ時の反応の良さを実現しながら、エンジン音にもこだわっています。
エンジンが空気を吸い込む時に発生する脈動を利用した「サウンドジェネレーター」と、マフラー内にある排気切りかえバルブにより、クルージング時の静粛性と加速時の迫力あるサウンドを両立しています。