「ジムニー」「デリカD:5」… 2018-19を年越しで話題となった新型車5選

2018年は近年稀に見る激動の自動車業界でした。とくに悪い面が大きくメディアでは取り上げられた1年だったと思います。そんななか注目を浴びた新型モデルも多数登場したのは、日本の自動車業界にとって朗報でした。2018年話題となったクルマ5台を紹介します。

2018年に登場後、話題となったクルマ達

 色々な意味で自動車業界は激動の1年だった2018年が終わりました。日本の新車市場においては、話題のモデルが次々とデビューするなど、新型車ラッシュという良い面もありつつ、自動車メーカーの「検査不正」や日産の「ゴーン氏」逮捕など激動の1年でした。

2018-19を年越しで話題となった新型車5選

 そんななか、2018年にお披露目されつつも納期遅れや年明け発売・発表で、スッキリしないけれども注目されたクルマを5台紹介します。

【スズキ・ジムニー/ジムニーシエラ】

スズキ「ジムニー」

 スズキの「ジムニー/ジムニーシエラ」は、2018年7月5日に20年ぶりにフルモデルチェンジを果たしました。初代「ジムニー」が、1970年に軽自動車唯一の4WDオフローダーとして誕生。それから、2代目(1981年~)、3代目(1998年~)と半世紀にわたり進化を遂げているモデルです。

 現行モデルは、4代目となりフレームやデザインを刷新し、世界に認められる「コンパクト4×4」をコンセプトに開発されました。 

 発売開始時点では、すでに『半年待ちの納期』という人気ぶりで、納期が長引く理由について「すでに1年間分の国内販売目標を超える台数が受注されているからです。とくに小型車のジムニーシエラは、軽自動車のジムニーに比べて納期が長くなります」(スズキ販売店)と説明していました。

 スズキは2019年1月以降から、「ジムニー/ジムニーシエラ」の生産体制を1.5倍に増やすと明言していることから、以前よりは納期が短くなることが予想されます。

【三菱・デリカD:5】

三菱「デリカD:5」

 2018年で誕生50周年を迎えた三菱の「デリカ」。現行型の「デリカD:5」は2006年に登場し、12年目を迎えるロングライフモデルです。

 以前から“そろそろフルモデルチェンジの新型が出るのではないか?”と噂されていた「デリカD:5」ですが、大幅なマイナーチェンジを実施し、2018年11月21日から予約受注を開始すると発表しました。
 
 マイナーチェンジといっても、フルモデルチェンジ並にデザインを変えたことで、話題となりました。とくに注目されたのがトヨタの「アルファード/ヴェルファイア」のようなオラオラ顔のフェィスデザインに変更されたことです。

 正式発表後、三菱の公式SNSや各メディアのコメント欄は大荒となり、デザインについて賛否両論な意見が多発するまでに発展しました。現在では、外観も見慣れたユーザーも増え従来モデルより大幅に進化した悪路走破性などに対して好評の声も出ています。

【マツダ・マツダ3(日本名:アクセラ)】

マツダ「マツダ3(日本名:アクセラ)」

 マツダの新世代モデル第一弾として発表された新型「マツダ3(日本名:アクセラ)」は、2018年11月に開催された「ロサンゼルスモーターショー2018」で世界初披露されました。

 日本では「アクセラ」として販売されている「マツダ3」は、マツダの年間販売台数の約1/4にあたる40万台ほどを担う重要なモデルで、ボディタイプは従来通り、3ドアハッチバックと5ドアセダンの2種類展開です。

 エンジンは、量産車世界初採用として注目の火花点火制御圧縮着火ガソリンエンジン「スカイアクティブ-X」が搭載されます。

 マツダの代表取締役社長兼CEO 丸本明氏は「お披露目した新型『マツダ3』から マツダの新世代商品が始まります。クルマを所有する価値を飛躍的に高めたこの新世代商品を通じ、ブランド価値をさらに引き上げていくことで、世界中のお客様と強い絆で結ばれたブランドを目指してまいります」と述べています。

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