なぜ世界的ブームが続くのか? 人気の「SUV」には意外な共通点が存在
約10年ほど続く世界的なSUVブーム。なぜ、SUVはこれほどまで人気なのでしょうか。いま話題となっているモデルや各社で新たに登場するモデルには、意外な共通点が存在したのです。
世界的人気のSUVには意外な共通点が存在
近年、世界的に人気の「SUV」ですが、新たに登場するモデルには、共通点が存在しました。日本でも2019年春に登場予定のトヨタ新型「RAV4」も同様にその法則に乗っかていました。
その共通するデザイン部分とは『Cピラーの形状デザイン』です。Cピラーとは、後席ドアとテールゲートの間にある柱の部分を指します。
現在の国内SUVブームは、約10年ほど前から始まったといわれ、そのきっかけ的存在としてマツダ「CX-5(初代)」が挙げられます。実際にそれ以前から販売されていたSUVとその後のSUVでは、『Cピラーの形状デザイン』が大きく変化しているのです。
この共通点は、コンパクトSUVのホンダ「ヴェゼル」やトヨタ「C-HR」。ミドルUSVの三菱「エクリプス クロス」やスバル「フォレスター」などさまざまな車種でも採用されています。
では、どのような変化があったのかというと、初代「CX-5」が登場する以前は、『Cピラーの形状デザイン』は後席快適性や荷室空間を考慮した、比較的に垂直な形状でした。
しかし、最近のSUVモデルを見ると『くの字型』となっていることがほとんどです。そのため、荷室空間部分の窓部分も以前に比べて、後方に鋭角な形状となっています。
最近のクルマでは、“スタイリッシュ”という言葉がキーワードとなっていることが多く、それ故によりシャープなデザインをしたモデルが増えているのです。一方で、フロントフェイスに関しては、流れるようなシャープなデザインもあれば塊感があるものも存在しています。