勢いが止まらない! ボルボブランドを支えるミドルSUV「XC60」の乗り心地とは

日本カー・オブ・ザ・イヤーを2年連続で受賞したスウェーデンの自動車ブランド「ボルボ」。SUVラインナップの中間に位置する「XC60」のスポーティグレード「R-Design」に試乗してみました。

ボルボのミドルサイズSUV

 日本人のイメージのなかで、輸入車として知名度が高いのは、「メルセデス・ベンツ」「BMW」「アウディ」「フォルクスワーゲン」などドイツ車が多いです。しかし、ここ数年で日本でも勢いを増しているのがスウェーデンの自動車メーカー「ボルボ」です。

 その年の優秀なクルマを選定する「日本カー・オブ・ザ・イヤー」において、2017年に「XC60」が受賞し、今年もボルボの「XC40」が輸入車初となる2年連続受賞するなど、自動車業界でも多くの注目を集めています。聞くところによると、この「XC40」はすでに2000台ものバックオーダーを抱え、納期が非常にかかってしまっているほど人気を集めているといいます。

軽やかなエンジンフィーリングの「XC60 T6 R-Design」

 そんななか、今回は箱根ターンパイクにてボルボ「XC60 T6 R-Design」の試乗会が行われました。このモデルは同車種のなかでスポーティさを演出しているグレードです。

 この「XC60 T6 R-Design」は、全長4690mm×全幅1915mm×全高1660mmというボルボのなかではミドルサイズSUVに位置付けされています。ライバル車は、メルセデス・ベンツ「GLC」、BMW「X3」、アウディ「Q3」といったクルマとなります。

 パワートレインは、2リッターガソリンエンジンでスーパーチャージャーとターボチャージャーの両方を搭載することで、最高出力320PS・最大トルク40.8kg・mを発揮。エンジン始動時は、大人しく上品な印象ですがアクセルを踏み込んでいくと、背中を押されるように軽やかなエンジンフィーリングです。

 このクラスのSUVで、箱根ターンパイクのようなワインディングを走行すると、コーナリング時に横向きに傾くとロールが大きくなるのを感じますが、このモデルでは程よい加減に抑えられスムーズな旋回を行えます。

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