2020東京五輪の聖火台に灯火目指す!“空飛ぶクルマ” トヨタやパナソニックなども支援
“日本初の空飛ぶクルマ”の開発に取り組む “CARTIVATOR(カーティベーター)”は、2012年に活動を開始した若手技術者中心の有志団体です。
トヨタやNECなど大手メーカーも支援する“CARTIVATOR”とは?
「モビリティを通じて次世代に夢を提供する」というミッションのもと、“空飛ぶクルマ”である「SkyDrive」の開発を行う若手技術者中心の有志団体 “CARTIVATOR(カーティベーター)”は、2020年東京オリンピックの聖火台に“空飛ぶクルマ”で火を灯すことを第一目標に掲げ、活動を行っています。
“CAR(クルマ)”と“CULTIVATOR(開拓者)”の造語から生まれた“CARTIVATOR”は、有志団体の活動と並行して“空飛ぶクルマ”の実用化に向け2018年8月30日に「株式会社 SkyDrive」を設立、11月16日に経済産業省が行なった「第3回 空の移動革命に向けた官民協議会」で発表を行うなど、活躍の場を広げました。
2018年中には無人機を、2019年春には有人機の完成/試験開始を目指す同有志団体は、量産基盤を持つ大企業であるトヨタやNEC、パナソニック、富士通などから技術支援を受けることで、その実現にむけ着実に足を踏み出しています。
また、11月29日には日本のほか、オーストラリア・イギリス・オランダ・インド・南アフリカなど海外に拠点を構え、世界各国でドローンを用いたレーザー/写真測量を実施、 高精度3次元図面を短時間で作成する高度な技術を持つ「テラドローン株式会社」も支援を開始。
法律等のインフラ整備には時間が掛かるでしょうが、都市部での移動にかかる時間の短縮や利便性の向上、災害時の救急搬送や物資輸送の迅速化など、実現すれば新しいサービスの展開や、各方面での課題の解決につながることが期待される“空飛ぶクルマ”だけに、今後の展開から目が離せそうにありません。
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