クルマに常備している発炎筒の役割は? 有効期限のない新たな非常灯も
簡単に使える電池式の「LEDタイプ」も登場
非常信号用具として使われる発炎筒は、煙と鮮やかな炎で、後続車に向け、危険や障害があることを知らせるものです。使い方はフタをとったらマッチを点ける要領でこすって点火します。一回使ってしまうと再使用はできません。
いざという時のために試しに使ってみようと思っても、炎や煙が出ると聞くと躊躇してしまいそうですが、最近では炎を発生させない電池で点灯する「LEDタイプ」の非常信号灯も登場しています。
前出の中古車販売店は、「LEDタイプは発炎筒と同サイズで、取り扱いも簡単です。主に“非常信号灯”という商品名で販売されています。車検対応品があるので、最近では発炎筒を交換するかわりにLEDタイプへ積極的に交換している店もあるようです。発炎筒に比べ光量は弱いかもしれませんが、炎が出るからと怖がって使うことをためらう人もいますから、気軽に使えるLEDタイプのメリットは多いです」と言います。
オンラインショップで探したところ、国土交通省認定品・車検対応の「非常信号灯」と書かれたいくつか商品を見つけました。
価格は発炎筒よりは高いですが、1000円から2000円前後と手ごろで、繰り返し使えるので経済的です。すでに発炎筒を装備している人も、予備として買っておくのも良いかもしれません。
ただし、LEDタイプの非常信号灯は発炎筒と違い有効期限がありませんが、いざという時に使えないということがないよう電池が切れていないか、時々チェックしたほうがいいでしょう。
【了】
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