MotoGP最終戦バレンシア ドゥカティのドヴィツィオーゾ選手今期 4勝目
2018MotoGP最終戦バレンシアGPは、荒れた展開の中、ドゥカティのA・ドヴィツィオーゾ選手が今期 4勝目!KTMが初の表彰台獲得!
次々に転倒、赤旗中断、荒れたレースを制したのは!
スペインで開催された最終戦MotoGP第19戦バレンシアGPは、悪天候の中決勝が行われドゥカティ・チームのA・ドヴィツィオーゾ選手がレースを制し、2018MotoGPシーズンを締めくくりました。
レース序盤、2番グリッドから飛び出したスズキのA・リンス選手が徐々に独走態勢を築きましたが、横殴りの雨の中、後方からP・エスパルガロ選手(Red Bull KTM Factory Racing)やA・ドヴィツィオーゾ選手、M・マルケス選手(Repsol Honda Team)などが後方から勢いよく追い上げ激しい上位争いが勃発。
レースが進むと転倒するライダーが続出し、チャンピオンを決めたマルケス選手もハイサイドでリタイアを余儀なくされるなど、レースは14周目で赤旗が提示され一時中断されます。
ドヴィツィオーゾ選手は、独走状態だったリンス選手をオーバーテイクし首位に立つものの、レース規定で再スタート時のグリッドはレースが中断した前の周の順位に基づくとされており、ドヴィツィオーゾ選手は、リンス選手とロッシ選手の間のグリッドからスタート。残り14周のレースを争います。
レース再スタート後ドヴィツィオーゾ選手は、ホールショットを奪うと二人を従えてレースをリードし、s2位走行中のロッシ選手が転倒した後は、リンス選手やP・エスパルガロ選手を引き連れてゴールラインを通過、今季4度目の優勝を飾りました。
2位は、スズキのリンス選手、3位にはKTMを駆るP・エスパルガロ選手が表彰台を獲得。KTMとしてMotoGPクラス参戦後、初めて表彰台を獲得しています。
また、今シーズンでMotoGPを去るダニ・ペドロサ選手は、予選9番手からスタート、厳しいレースコンディションの中5位でフィニッシュし、18年間に及んだ現役ライダーとして最後のレースを終えました。