トヨタ「アルファード」 基本スペックやハイブリッドモデル、中古車情報までを紹介
トヨタのアルファードは、初代モデル(2002年)、2代目(2008年)、現行モデル(2015年)と進化してきた、トヨタを代表するミニバンです。人気車と言われる「アルファード」の魅力はどこにあるのでしょうか。
人気ミニバンアルファードの人気な理由がどこに?
現行モデルのアルファード(30系)は、高級ミニバンの代名詞とも言えるクルマで、トヨタの人気車です。
2017年12月には姉妹車ヴェルファイアとともにマイナーチェンジされ、先進安全装備やエクステリアデザイン、燃費面の改善、ボディカラー変更などの改良を実施。
マイナーチェンジ後の新型モデルといえる現行アルファードは、ハイブリッド仕様(2.5リッターガソリンエンジン+モーター)とガソリン仕様(2.5リッターエンジン/3.5リッターエンジン)のラインナップを展開。カタログ燃費は、ハイブリッドが18.4km/Lから19.4km/L、ガソリン仕様は10.4km/Lから12.8km/Lを実現しています。
走行モードは、利用シーンに合わせて選べる2つのエコモードを搭載。「EVドライブモード」は、モーターのみの静かな走行となり、深夜のエンジン音を気にすることなく運転できます。「エコドライブモード」は、アクセル操作に対して駆動力を穏やかにし燃費のさらなる向上に貢献。
エクステリアは、迫力のあるスタイリングで高級感あるデザインです。ブラックの内装色などスポーティに仕上げたエアロボディ仕様と上質な乗り心地な標準ボディが設定され、グレードによって駆動方式(2WD/4WD)や乗車人数(7人/8人)が異なります。
アルファードのボディサイズは、全長4945(4950)mm×全幅1850mm×全高1935(1950)mm、車両重量は1920kgから2240kgです。
マイナーチェンジによって、トランスミッションが6速ATから8速ATに変更され、よりスムーズな加速を実現。また、ボディ剛性を強化したために細かな振動や路面のゴツゴツ感を減少させているほか、ショックの減衰力を適正化し、高級ミニバンにふさわしい優れた乗り心地を実現しています。
実際に試乗したユーザーの声では、「クルマの動きに一体感がある」や「荒れた路面でも乗り心地がいい」という声があります。
また、アルファードをカスタムするユーザーも多く、前後バンパー交換、車高ダウン、大口径ホイールなどを装着することで、さらなるスタイリッシュさを表現するのが人気のようです。
アルファードの新車価格(消費税込み)は、標準ボディ・ガソリン仕様「Xグレード(337万6080円)」からエアロボディ・ハイブリッド仕様「ハイブリッド エグゼクティブラウンジ Z(750万2760円)」。中古車市場では、現行モデル(30系前期/30系後期)が約230万円からの価格帯で流通しています。
また、最近ではアジアを始めとする海外でも人気なアルファード。輸出にかかる関税などにより1000万円を超えることもありますが、富裕層にはきらびやかな豪華仕様のミニバンは魅力的なようです。
アルファードや姉妹車ヴェルファイアが人気な理由について、トヨタ販売店のスタッフは、「高級セダンやスポーツカーを所有する人の、家族を乗せるセカンドカーとしての需要や、多人数乗車可能な高級ミニバンとして政治家や有名人の移動などに使われるケースもあり、そのようなイメージも含めて人気な理由なのだと思います」と話します。
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