すべてが新しくなった3代目「フェアレディZ」 次世代に続くコンセプトはここから始まった

1960年1月登場の「ダットサン フェアレディ」(SPL212/213型)からのフェアレディとフェアレディZは、1983年に累計生産台数100万台を突破しました。その記念すべき年にデビューしたのが、3代目「フェアレディZ」(Z31型)です。

新世代に生まれ変わった3代目フェアレディZ

 1960年1月登場の「ダットサン フェアレディ」(SPL212/213型)からのフェアレディとフェアレディZは、1983年に累計生産台数100万台を突破しました。その記念すべき年にデビューしたのが、3代目「フェアレディZ」(Z31型)です。

先代のコンセプトは引き継ぐも大きく変わった3代目「フェアレディZ」

 3代目「フェアレディZ」の外観は、初代、2代目の特徴的な「ロングノーズショートデッキ」のプロポーションを受け継ぎながら、エンジンは従来の直列6気筒のL型から、新世代のV型6気筒VG型に変更されました。

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「300ZX」には同年に先行デビューしていた「セドリック/グロリア」(Y30型)に搭載された、最高出力230馬力を誇る新開発の3リッターV型6気筒ターボエンジン「VG30ET型」を搭載。

 この「300ZX」は、2リッターDOHC直列4気筒ターボエンジンで190馬力を誇った「スカイライン 2000ターボRS」(DR30型)を退けて国内最速の座に輝きました。

 その高速性能は当時の日本車としては驚異的なもので、スピードリミッターを持たない欧州仕様では最高速度250km/hを超える記録すら叩き出したほど。

 しかし、基本的には北米市場をターゲットとした「速さとイージードライブを両立」させたトルクフルなエンジン特性で、市街地でも扱い辛さは皆無でした。

 しかしハイパフォーマンス・スポーツカーへステップアップした3代目は、国内仕様でも一度アクセルを床まで踏み込めば、異次元の加速を体感できたほどです。

 初代「フェアレディZ」の流れるようなボディラインに比べると、若干エッジが効いたラインを持っていた2代目でしたが、3代目ではそのラインに磨きがかけられ、空気抵抗低減を狙いボンネット先端には消灯時でもレンズの一部が見える「パラレルライジングヘッドランプ」による個性的なデザインを採用。

「2by2」も先代に比べるとルーフの長さとリアゲートの傾斜角のキツさが目立たなくなり、初代や2代目のように「Zワゴン」とか「Zバン」などと揶揄されることも少なくなりました。

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