止まらないクルマの重量化 軽さを武器にした1トン未満の国産車5選
なんと3ナンバー車で1トン以下!
●トヨタ「パッソ(910kg)」
今回ピックアップした5車種のなかではもっとも新しいのが「パッソ」です。2018年10月にはマイナーチェンジを行ない、若干のデザイン変更が行なわれました。トヨタとダイハツの共同開発車で、ダイハツ「ブーン」としても販売されています。
先進安全装備「スマートアシストIII」も用意され、エンジンは3気筒1リッターの1種類。価格も安価なベーシックカーとなっています。車重は「パッソ」の全グレードで910kgとなりますが、なんと4WDモデルでも960kgと1トンを大きく下回っています。ダイハツによる軽自動車作りのノウハウが活かされた結果です。
●スズキ「バレーノ(910kg)」
スズキ「バレーノ」を見たことがあるでしょうか。というくらいレアなクルマです。エンジンは1.2リッターと1リッターターボの2種類で、自然吸気の「バレーノ XS」が910kg、ターボの「バレーノ XT」で950kgとなっています。
特筆すべき点は、スズキ「バレーノ」は全幅が1745mmあり、3ナンバー車で、もっとも軽量なクルマです。生産はインドで行なわれています。
スズキによる軽量化技術の集大成ともいえる一台です。
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今回紹介した5車種以外にも、国産車では日産「マーチ」が940kg、輸入車ではフォルクスワーゲン「UP!」が930kg、スマート「フォーツー」で960kg、特殊なモデルですがロータス「エリーゼ」で841kgとなっているなど、まだまだ軽量なクルマが存在しています。みなさんも調べてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、現行国産車でもっとも軽いのは軽自動車のスズキ「アルト F(5速MT)」で、車重はなんと610kgしかありません。スズキの軽量化技術には本当に驚かされます。
【了】