三菱の「3列7人乗り“高級”SUV」実車展示! 「新型パジェロ」よりちょっと小さい「豪華仕様」が凄い! 絶大な“ステータス”もジマンの“弟分”「パジェロスポーツ」GIIASで展示

本格SUV「パジェロ」の復活に湧く三菱自動車。今回はパジェロの系譜を持ちながら、アジア圏に密着した進化を遂げている「パジェロスポーツ」を、インドネシアの国際オートショー「GIIAS2026」でチェックしました。

新型「パジェロ」の“弟分”にあたる「スポーツ」の実車は?

 今回のショー会場に飾られていたのは、グラファイトグレーメタリックのDAKARとクォーツホワイトパールのDAKAR ULTIMATEの2台。上級グレードの2WD車と最上位グレードの4WD車となります。

 エクステリアはパジェロらしい堅牢さに加え、スポーツのサブネームに相応しい若々しさも感じるもの。特に展示車のDAKARには、純正エアロパーツが装着されているため、よりパワフルさとスポーティさが際立っています。

 最新仕様の大きな変化のひとつがフロントマスク。特にフロントグリルがデザインを変更し、ツートンとなったことで、「ダイナミックシールド」マスクもよりアグレッシブさが増しています。ロアグリルもハニカム形状に変更され、バンパー下部のプロテクション風の加飾もより強調。同時にリアバンパーの形状も変更されています。

 ボディサイズは、全仕様共通となる全長4840mm×全幅1815mm×全高1835mmと大きめですが、車幅が1815mmなので、取り回しは良さそうです。

三菱「パジェロスポーツ DAKAR ULTIMATE」インドネシア仕様(写真:大音安弘撮影)
三菱「パジェロスポーツ DAKAR ULTIMATE」インドネシア仕様(写真:大音安弘撮影)

 インテリアは、往年のパジェロを思い起こさせる雰囲気で、全車が2+3+2の7人乗りの3列シート車となっています。

 最上級グレード DAKAR ULTIMATEの内装は、ブラック×バーガンディという高級感あふれるものシート素材も高機能合成皮革が使われており、質感も高めです。

 一方DAKARにはブラックレザーシートが使われています。合成皮革にはヒートガードという表皮が熱くならない対策が施されており、南国に最適な素材のようです。

 上位グレードDAKARシリーズには、8インチのデジタルメーターパネル、新デザインの2トーンアルミホイール、LED式の前後ランプ及びフォグランプ、8インチタッチスクリーン、上級仕様のコンソール、ワイヤレス充電器、ナノイーX付きのデュアルゾーンエアコン、レザー巻きのステアリング&シフトノブ、220V/150W出力ACコンセントなどを標準化。

 さらに衝突被害軽減ブレーキ(FCM)やアダプティブクルーズコントロール(ACC)、前後の誤発進抑制制御機能(UMS)などの先進安全運転支援機能も備わっています。

 DAKAR ULTIMATEでは、ブライドスポットモニター(BSW)やリアクロストラフィックアラート(RCTA)、マルチアラウンドモニターなどの先進安全運転支援機能のアップデートが図られるほか、4WD車にはヒルディセントコントロール(HDC)やダイヤル式駆動モード切り替えに加え、ドライブモードが備わります。

 意外な機能の違いが、2WD車だとルーフ部に格納式リアモニターが備わるのに対して、4WD車だとサンルーフが標準となること。これは四駆ユーザーと二駆ユーザーの用途の違いを反映したものかもしれません。

 元々はパジェロの派生モデルであったパジェロスポーツは、ボディ構造こそ違いますが、パジェロの名に相応しいデザインや機能、プライドを備えた素晴らしいモデルだと感じました。

 特に最新型はメッキパーツでキラキラしていた従来デザインよりもオフローダー感が強まっていると感じ、これも世界的SUV人気を反映したものかもしれません。

 堅牢なボディが生む走りは、山間部だけでなく一般道も未舗装路が多い新興国では、ドライバーや乗員にとって頼れる存在でしょう。

 現状、パジェロスポーツは現行型の継続生産が行われることが明かされています。将来的には現行型トライトンか新型パジェロのラダーフレームを採用した新型が登場すると思われますが、しばらくは現行型のままのようです。

 もちろんいずれはフルモデルチェンジが行われると予想しますが、新型パジェロが大型化しているので、少し小ぶりの弟分として現状のサイズ感を維持した新型になって欲しいと思います。

 ただ、筆者(大音安弘)はシリーズ化される日本のパジェロとは別の道を歩み、今後も海外版パジェロであるのではと予想しています。

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Writer: 大音安弘

1980年生まれ。埼玉県出身。クルマ好きが高じて、エンジニアから自動車雑誌編集者へ。その後、フリーランスになり、現在は自動車雑誌やウェブを中心に活動中。主な活動媒体に『ナビカーズ』『オートカーデジタル』『オープナーズ』『日経トレンディネット』など。歴代の愛車は全てMT車という大のMT好き。

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