運輸局ブチギレ「排除しました」 改造車&バイク「計8台」に「クルマを直して見せに来い!」命令 月島で“大迷惑”「爆音」「シャコタン」「ハミタイ」車を“一斉検挙”! 取締り実施
国土交通省 関東運輸局と自動車技術総合機構は、東京都中央区で実施した特別街頭検査の内容を発表しました。8台の不正改造車に整備命令書を交付したといいます。
その場で「整備命令」発出
国土交通省 関東運輸局と自動車技術総合機構は2026年9月7日、東京都中央区で実施した特別街頭検査の内容を公表しました。10台の車両を検査し、8台の不正改造車に整備命令書を交付したといいます。
不正改造の実態は、一体どのようなものだったのでしょうか。
日本国内の公道を走行するクルマには、一定の安全・環境基準を定めた「保安基準(道路運送車両の保安基準)」に適合させなければなりません。
しかし、装置の取り付けや取り外し、改造などを行ったことで、保安基準に適合しなくなった状態は「不正改造」といい、この状態で公道を走行することは違法行為となります。
また、不正改造は周囲の交通や近隣住民にも危険と迷惑をかけることになります。
主な不正改造の例としては、爆音を発生させる「直管(消音器の取り外し)」や競技用マフラーの取り付け、保安基準の最低地上高に満たない「シャコタン」や「バネカット」、タイヤがフェンダーなどからはみ出た「ハミタイ(回転部分の突出)」、車体幅を超える大きなウイングやスポイラーなどの取り付け、視界を妨げる「フルスモ」「ハチマキ」などがあります。
直管にしたり競技用の爆音マフラーを取り付けると、始動・走行時に大きな音が鳴り、近隣の大迷惑になります。
また、シャコタンやバネカットは、保安基準で定められた最低地上高9cmを切る状態にすると、車体やマフラー、エンジン下部などを路面に強打し、致命的な車両故障を引き起こして、立ち往生し渋滞を引き起こします。
道路びょうやマンホールなどの道路設備に引っかかれば火花が発生し、周囲に燃え移ったり、車両火災に至る危険性もあります。
ハミタイは、交差点の右左折時に歩行者を巻き込む可能性があり、非常に危険です。車体幅以上のウイングやスポイラーなどの取り付けも同様で、歩行者などに当たってケガをさせたり、取り付けが不十分であれば走行中に外れて事故になることもあります。
もちろん、すべての改造が不正改造になるわけではなく、適切なパーツを保安基準内で装備すれば問題はありませんが、こうした改造の例はすべて保安基準に合致せず、違法です。

さて、今回関東運輸局と自動車技術総合機構は、警視庁とともに東京都中央区内で街頭検査(検問)を実施しました。
検問は2026年9月5日から6日の深夜にかけ、月島警察署の正門前で実施。クルマ2台、バイク8台に対し、不正改造がないかを調べました。
すると8台(うちバイク7台)で、騒音基準を満たさないマフラー(爆音マフラー)の取付け、最低地上高不足(シャコタン)、タイヤ・ホイールの突出(ハミタイ)が確認されました。
これら8台の使用者にはその場で道路運送車両法に基づき、「整備命令書」が交付されます。
これは「15日以内に、保安基準に適合するようにクルマを直して見せに来なさい」という内容の命令書で、使用者はすみやかに修理したうえで、最寄りの陸運局などに持っていき、直接の確認を受ける必要があります。
関東運輸局は「引き続き、街頭検査の実施などを通じて不正改造車の排除に取り組んでまいります。」とコメント。「排除」という強い言葉を使い、不正改造車の闊歩を断固として許さない方針です。
Writer: くるまのニュース編集部
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