“125万円安い”トヨタ新型「“5人乗り”シエンタX」発表! さらに“リッター約25km”走れる&「両側パワースライドドア」搭載の最上級モデル“Z”もアリ! 大人気の「“新型”小さなミニバン」それぞれの魅力とは!
2026年8月3日、トヨタ「シエンタ」の一部改良モデルが発売されました。ラインナップの中で価格を抑えた「X(ガソリン車・2WD・5人乗り)」と、最も高価な「Z(ハイブリッド車・E-Four・7人乗り)」では、内外装や使い勝手、走行性能にどのような違いがあるのでしょうか。
大人気の「“新型”小さなミニバン」の魅力とは!
トヨタは2026年8月3日、「シエンタ」の一部改良モデルを発表し販売を開始しました。シエンタの最も安価なモデルと最上級モデルではどのような違いがあるのでしょうか。
トヨタ「シエンタ」は、コンパクトカーの運転のしやすさと、ミニバンならではの広い室内や乗降性を組み合わせたクルマです。
初代モデルは2003年9月に誕生しました。
現行型は2022年に発売された3代目。ボディサイズは全長4260mm×全幅1695mm×全高1695-1715mm、ホイールベース2750mmで、扱いやすい5ナンバーサイズを守りながら、室内空間や安全装備、燃費性能などを進化させています。
四角いボディの角を丸めた「シカクマル」のシルエットも現行型の特徴です。親しみやすいデザインの中に、車両感覚のつかみやすさや取り回しへの配慮が盛り込まれています。
2026年8月3日の一部改良では、全グレードに新しいボディカラー「クリアベージュメタリック」を追加しました。また、ドアミラーにブラックの加飾を採用したほか、E-Fourでは寒冷地仕様を標準装備としています。

今回比較するのは、最安モデルの「X(ガソリン車・2WD・5人乗り)」と、最高級モデルの「Z(ハイブリッド車・E-Four・7人乗り)」です。
同じシエンタでも、Xは2列シートの5人乗りで、Zは3列シートの7人乗り。パワートレインや駆動方式も異なり、それぞれが想定する使い方の違いが装備にも表れています。
シエンタに用意されるボディカラーは、プラチナホワイトパールマイカ、ダークグレー、ブラック、クリアベージュメタリック、アーバンカーキ、グレイッシュブルーの6色です。
ただし、Xではダークグレーとグレイッシュブルーを選択できないため、設定されるのは4色となります。
外装では、両モデルとも185/65R15タイヤと15インチスチールホイールを採用しています。Zにはダークグレーメタリックとシルバーメタリック塗装を組み合わせた樹脂フルキャップが備わり、Xはシンプルな樹脂フルキャップを装着します。
フロント部分にも違いがあります。Xはブラックのグリルモールと2灯式LEDヘッドランプを組み合わせた、すっきりと親しみやすい表情です。
一方、Zは金属調塗装のグリルモールやBi-Beam LEDヘッドランプを採用。シエンタらしい柔らかな雰囲気を残しながら、上級モデルらしいアクセントが加えられています。
リアでは、XがLEDテールランプとLEDストップランプを備えるのに対し、ZはLEDライン発光テールランプを採用します。夜間には灯火類の見え方にも違いが現れます。
室内に目を移すと、Xの内装色はブラックのみです。Zもブラックが標準ですが、注文時の指定により明るい色調のフロマージュを選べます。また、カーキはカラードドアサッシュと組み合わせた「ファンツールパッケージ」として用意されています。
シート表皮はいずれもファブリックですが、Zには消臭・撥水撥油機能付きのファブリックを採用。飲み物などをこぼした際に拭き取りやすく、家族で使うミニバンらしい配慮が盛り込まれています。
インストルメントパネルは、Xがブラックの仕様であるのに対し、Zはファブリック巻きです。Xの簡潔なつくりに対して、Zは素材の使い方で室内の心地よさを演出しています。
運転席まわりでは、Xがウレタンの3本スポークステアリングホイールと、4.2インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを組み合わせたアナログメーターを装備します。
Zは本革巻き3本スポークステアリングホイールや、7インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイを組み合わせたデジタルメーターを備え、運転席から見える部分も上級仕様となっています。
ナビやオーディオの仕様にも明確な違いがあります。Zは10.5インチHDディスプレイのディスプレイオーディオPlusを標準装備し、車載ナビやTVなどの機能が快適な移動を支えます。
一方、Xは標準がディスプレイオーディオレス仕様です。ビジネスや予算に応じて、8インチのディスプレイオーディオをメーカーオプションで追加する構成となっています。
日常の使い勝手に大きく関わるのがスライドドアです。Xは助手席側にワンタッチスイッチ付きパワースライドドアを装備します。一方、Zは左右両側にハンズフリー機能を備えており、荷物などで両手がふさがっている場面でもドアを開閉できます。
安全装備では、いずれも「Toyota Safety Sense」を標準装備しています。ただし、ハイビーム制御はXがオートマチックハイビーム、Zがアダプティブハイビームシステムとなります。
Zには、車線変更時などの後方確認を支援するブラインドスポットモニターや、車両周囲を確認できるパノラミックビューモニター、前後方対応のドライブレコーダーなども標準装備されています。
Xでは、前方対応のドライブレコーダーやパノラミックビューモニターなどを、ディスプレイオーディオを含むメーカーオプションとして選択可能です。
パワートレインは、X(ガソリン車)が1.5リッター直列3気筒ガソリンエンジン(最高出力120PS)とDirect Shift-CVTの組み合わせです。
一方、Z(ハイブリッド車)は1.5リッターエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載し、システム最高出力116PSを発揮。
駆動方式は、Xが2WD(FF)、Z(ハイブリッド車・7人乗り)が電気式4輪駆動「E-Four」となっています。
燃費はWLTCモードで、X(ガソリン車・2WD・5人乗り)が18.2km/L、Z(ハイブリッド車・E-Four・7人乗り)が24.6km/L。
価格(消費税込)は、X(ガソリン車・2WD・5人乗り)が214万6100円、Z(ハイブリッド車・E-Four・7人乗り)が339万7900円です。
Xは、5人乗りで十分という人や、荷室が広く扱いやすいシエンタを、より低価格で手に入れたい人に合う仕様です。
一方のZは、3列シートを使う機会がある人や、両側のハンズフリーパワースライドドア、E-Four、充実した運転支援装備などを求める人に向いています。
どちらが適しているかは、乗車人数だけでなく、普段どのような場面でドアを開け、誰とどこへ出かけ、車内や荷室をどう使いたいかによっても変わります。毎日の暮らしを具体的に思い浮かべることが、自分に合うシエンタを見つける手がかりになりそうです。
Writer: 青木一真
埼玉県生まれ。宅配ドライバーを経験した後に、車中泊関連の記事執筆を開始。現在はフリーライターとして、車メディアに従事している。自動車は輸入車、スポーツカー、SUV、ミニバン、軽自動車の所有を経験。月間3000kmほどを走行している。











































































