1.6リッター「ターボ」搭載で“270馬力”! 格安の「“5人乗り”スポーツカー」に大注目! 「シビック タイプR」より安い“6速MT”のFFスポーツ「プジョー308 GTi」中古モデルとは
ホンダ「シビック タイプR」をはじめ、国産スポーツカーの新車価格が上昇するなか、目を欧州車の中古市場に向けると、格安で狙える高性能モデルがあります。その一台が、プジョーのFFスポーツ「308 GTi by PEUGEOT SPORT」です。どのようなモデルなのでしょうか。
シビック タイプRより安く狙える“FFスポーツ”
FFスポーツの代表格であるホンダ「シビック タイプR」。2022年9月に発売された現行FL5型は、通常の「TYPE R」が499万7300円で、現在は受注を一時停止しています。いっぽう、「RACING BLACK Package」の価格(消費税込)は617万9800円です。
ところが中古車まで視野を広げると、RACING BLACK Packageの5分の1以下の予算から、プジョーの高性能FFスポーツモデル「308 GTi」が狙えます。
2026年8月21日時点では、諸費用を除く車両本体価格119万9000円から見つけられ、270馬力仕様も139万9000円から確認できます。
プジョーは1984年に発表した「205 GTi」以来、ハッチバックのスポーツモデルに「GTi」の3文字を使い続けてきました。308でもその伝統は受け継がれ、日本では初代と2代目の2度、GTiが設定されています。
初代は2008年6月に登場。プジョー・シトロエンとBMWが共同開発した1.6リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力175馬力・最大トルク約240Nmを発生。6速MTを組み合わせたFF(前輪駆動)モデルです。
ボディは3ドアで、サイズは全長4315mm×全幅1820mm×全高1515mm、ホイールベース2610mm、車両重量は1390kgでした。

パノラミックガラスルーフやバイキセノンヘッドランプ、フロント&バックソナーを標準装備し、新車価格(消費税込)は355万円。上級の「GTi インテグラル・レザー」は384万円です。
ただし、設定は2010年6月までと短命で、現在は大手中古車情報サイトで流通が確認できないほどの希少車となっています。
ちなみに、弟分にあたる「208 GTi by PEUGEOT SPORT(プジョー・スポール)」は、最高出力208馬力・最大トルク約300Nmを発生する1.6リッターターボエンジンを搭載していました。
現在、中古車として流通しているのは、2014年11月に日本導入された2代目308をベースに、2016年2月に発売された「308 GTi by PEUGEOT SPORT」が中心です。
2026年8月21日時点の複数の大手中古車情報サイトによると、流通台数は数台で、諸費用を除く車両本体価格は119万9000円から155万円。年式は2016年から2017年、走行距離は6.6万kmから10.7万kmとなっています。
2代目308は、新開発プラットフォーム「EMP2」の採用によって先代比で最大140kgの軽量化を果たし、2014年のヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したモデルです。
そのパフォーマンスフラッグシップとして登場したのが、308 GTi by PEUGEOT SPORTでした。
ボディタイプは左ハンドルの5ドアハッチバックのみ。サイズは全長4260mm×全幅1805mm×全高1455mm、ホイールベース2620mmで、車両重量は1320kgです。
エクステリアには、レッドロゴ入りの専用グリルやフロントバンパースカート、サイドスカート、リアアンダーガーニッシュ、デュアルエキゾーストを採用します。
インテリアも、レッドステッチを施したテップレザーダッシュボードや革巻き小径スポーツステアリングなどにより、スポーティに仕立てられました。
パワートレインには、1.6リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載。ベースエンジンの200馬力に対し、プジョーのモータースポーツ部門であるプジョー・スポールがツインスクロールターボや鍛造ピストンを投入し、最高出力を250馬力または270馬力まで高めています。最大トルクは330Nmです。
組み合わされるトランスミッションは6速MTのみ。JC08モード燃費は、250馬力仕様が15.5km/L、270馬力仕様が15.9km/Lです。
グレードは、250馬力仕様の「308 GTi 250」と、270馬力仕様の「308 GTi 270」の2種類。新車価格(消費税込)は、それぞれ385万円と436万円でした。
高性能な308 GTi 270には、トルセンLSDや専用サスペンション、19インチホイール、235/35ZR19サイズのミシュラン「パイロット・スーパースポーツ」を装着します。
さらに、380mmの大径フロントブレーキディスクと4ピストンのレッドキャリパー、専用バケットシートも備わります。
いっぽう、308 GTi 250は18インチホイールに225/40ZR18サイズのミシュラン「パイロット・スポーツ3」を組み合わせ、シートはスポーツシートとなります。
トレッドも270が前後とも10mmずつ広く、赤と黒に塗り分けたツートーンカラー「クープ・フランシュ」も、270専用のオプションとして設定されていました。
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RACING BLACK Packageの新車価格617万9800円は、現在の308 GTiの最安車両本体価格119万9000円のおよそ5倍です。
最安車は250馬力仕様ですが、270馬力と6速MT、トルセンLSDを組み合わせた308 GTi 270も139万9000円から確認できます。
流通台数はごくわずかで、左ハンドルの3ペダルという割り切りもありますが、その希少性も含めて、いま注目したい一台といえるでしょう。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。






































