ホンダ「インサイト」新型登場間近 中古情報から車名の意味まで紹介
5ドアハッチバックとして生まれ変わった2代目「インサイト」
2009年2月に登場した2代目「インサイト」では、1997年に登場したライバル車、トヨタの4ドアセダン「プリウス」に対抗すべく、車体のパッケージをそれまでの2シーターから5ドアハッチバックへと変更。同時に販売価格も初代より22万円リースナブルな189万円に設定しました。
このモデルでは、初代のハイブリッド・システムと同様の「パラレル方式」を採用しつつも、そのパワートレインを1.3リッター・i-VTECエンジン+IMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)を採用することで、燃費30km/L(10・15モード)を達成。5ドアハッチバックとすることで初代より約400kg近く重くなった車体ながらも、当時のガソリン車としては高い燃費水準に留められました。
その結果、発売から1ヶ月で月間販売計画5000台の3倍以上の約1万8000台を受注した2代目「インサイト」は『2009年-2010年 日本自動車殿堂カーオブザイヤー』や『2010年 RJCカー・オブ・ザ・イヤー』など、数々の賞を受賞し、発売から一年後には国内累計販売10万台を記録しています。
2011年には、マイナーチェンジにより1.5リッターエンジン搭載の「インサイト エクスクルーシブ」を追加。ライバル車のトヨタ「プリウス」は、10・15モードで燃費35.5km/Lだったのに対し、「インサイト」は31km/L(エクスクルーシブでは26.5km/L)と僅かばかり及ばず、徐々にその差を離されていくこととなります。
なお、2代目「インサイト」の中古相場は、走行距離の多いものでは10万円台、程度の良い車両では100万円前後の値段がつけられています。