実は「3人に2人」がゴールド免許持ち!? でも実際は「運転してないだけ」… 実際「運転していてゴールド免許持ち」はどれくらい? 割合と“維持”する秘訣とは?
警察庁は2026年6月、全国の運転免許保有者数や免許の種類などのデータを取りまとめた「運転免許統計 令和7年版」を公表しました。ゴールド免許の保有率は、一体どれくらいなのでしょうか。また、日常的に運転をする人がゴールド免許を取得するには、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。
「ゴールド」を維持するために大切なこととは?
警察庁は2026年6月、全国の運転免許保有者数や免許の種類などのデータを取りまとめた「運転免許統計 令和7年版」を公表しました。
同統計によると、2025年における運転免許保有者数は8151万369人で、運転免許の取得が可能な16歳以上の人口に占める割合は約75%と、多くの人が運転免許を保有している状況がうかがえました。
さらに、2025年中に運転免許更新時の講習を受講した人は1467万556人であり、そのうちゴールド免許を取得する「優良運転者」の講習を受けた人は977万499人でした。
つまり、免許更新をおこなった人の約67%がゴールド免許の更新・交付対象となったことが判明しています。
受講者全体の約67%がゴールド免許と聞くと多いように感じますが、免許更新者の中には、ほとんど運転をしないペーパードライバーの人も含まれます。
なお2023年2月に三井住友海上火災保険がおこなった「ペーパードライバーに関する実態調査」では、ゴールド免許保有者のうち3人に1人が「ペーパードライバーの自覚がある」と回答し、ほとんど車両を運転しなかったために、結果として無事故・無違反だったことが明らかになりました。
この調査結果をふまえると、日頃からクルマやバイクを運転する人に限定すれば、ゴールド免許保有者の割合は、公表されている約67%より低くなる可能性があります。

では、日頃から車両をよく運転する人がゴールド免許を取得するには、どのような点に気をつければ良いのでしょうか。
運転免許証の帯の色にはゴールド、ブルー、グリーンの3種類があり、この色は原則として、免許更新年の誕生日の41日前を起算日とした過去5年間に交通違反や人身事故を起こしたかどうかによって決定し、以下のように分類されます。
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・優良運転者(ゴールド免許)
継続して免許を受けている期間が5年以上、なおかつ交通違反や人身事故を起こしていない人が対象
・一般運転者(ブルー免許)
継続して免許を受けている期間が5年以上、なおかつ違反点数3点以下の比較的軽微な違反が1回のみの人が対象
・違反運転者(ブルー免許)
交通違反を複数回おこなった、または人身事故を起こした人が対象
・初回更新者(ブルー免許)
継続して免許を受けている期間が5年未満、なおかつ無違反または軽微な交通違反が1回のみで、人身事故を起こしたことのない人が対象
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このほか、初めて運転免許を取得する人のことを「新規取得者」といい、グリーン免許が交付されます。
上記にあるとおり、ゴールド免許を取得するためには無事故・無違反だけでなく、「継続して免許を受けている期間が5年以上」という条件も必要です。
たとえ無事故・無違反であっても、免許の継続期間が5年未満であれば初回更新者に該当し、ブルー免許が交付されることから、その点は留意しておきましょう。
また、運転免許の「うっかり失効」にも注意しなければなりません。うっかり失効とは、「災害を受けた」「病気やけがで入院していた」などのやむを得ない理由がないにもかかわらず免許更新手続きをせず、運転免許を失効させてしまうことをいいます。
仮にゴールド免許を取得する予定だった人が運転免許をうっかり失効した場合、その後すぐに免許更新の手続きをしたとしてもゴールド免許は引き継がれず、ブルー免許が交付されます。
「免許更新のお知らせハガキが自宅に届いていない」「仕事や介護が忙しかった」などの事情は、免許更新に行けないやむを得ない理由に当たらないため、お知らせハガキが自宅に確実に届くように手続きをしたり、免許の有効期間を定期的に確認したりする心がけが重要といえるでしょう。
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ゴールド免許を取得・維持するためには無事故・無違反を続けることが基本です。
特に「一時不停止」や「最高速度違反」、一方通行路を逆走するなどの「通行禁止違反」「信号無視」などは取り締まり件数が多く、交通事故を防止する意味でも一層注意して運転することが大切です。
Writer: 元警察官はる
2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。

















