「GR86」より安い!? 300万円以下の「“ミッドシップ”スポーツカー」どんなモデル? 水平対向エンジン搭載の「高性能モデル」も狙える!? ポルシェ「ケイマン」中古モデルに大注目
トヨタ「GR86」のSZの新車価格を下回る、諸費用を除く車両本体価格300万円以下の中古車が見つかる987型ポルシェ「ケイマン」。この価格帯で狙える個体は、どのようなモデルなのでしょうか?
3.4リッター水平対向6気筒も選べる初代「ケイマン」
トヨタのFR(後輪駆動)スポーツカー「GR86」は、中間グレード「SZ」の6速MT車の価格(消費税込)が319万5000円です。
一方、ポルシェのミッドシップスポーツ「ケイマン(Cayman)」の初代987型には、SZの価格を下回る、諸費用を除く車両本体価格300万円以下の中古車があります。
この価格帯の年式は2006年式から2009年式が中心で、2011年式の個体も見つかります。走行距離は5万〜9万km台の個体がある一方、12万km台以上の個体もあります。この価格帯には、2008年12月の改良前後にあたる前期型と後期型の両方が含まれます。
ケイマンは、2005年に「ケイマンS」として登場した2シータークーペです。オープンモデルの「ボクスター」をベースに、固定式ルーフを備える2シータークーペとして開発されました。
車名は、ワニの一種である“カイマン”に由来します。リアには大きなハッチゲートを備え、荷室容量は前後合わせて410リットルとされています。
日本では、2005年8月に3.4リッター水平対向6気筒エンジンの「ケイマンS」が先に登場しました。2006年8月には、可変バルブ機構「VarioCam Plus(バリオカム プラス)」を採用した2.7リッター水平対向6気筒エンジンのケイマンを追加。同時に、ケイマンとケイマンSに右ハンドルのMT車が加わっています。
前期型のボディサイズは、全長4340mm×全幅1800mm×全高1305mm、ホイールベースは2415mmです。GR86の全長4265mm×全幅1775mm、ホイールベース2575mmと比べると、全長は75mm長く、全幅は25mm広く、ホイールベースは160mm短い数値です。
パワートレインは水平対向6気筒エンジンのミッドシップ搭載で、駆動方式は後輪駆動です。ケイマンの2.7リッターは最高出力245馬力・最大トルク273Nmで、標準の5速MTに加え、6速MTも設定されました。ケイマンSの3.4リッターは最高出力295馬力・最大トルク340Nmで、6速MTを組み合わせます。
両グレードとも5速AT「Tiptronic S(ティプトロニックS)」を選べました。10・15モード燃費は、ケイマンの5速MT車が9.6km/L、ケイマンSの6速MT車が8.4km/Lです。
なお、兄弟車のボクスターにも、2007年モデルからケイマン、ケイマンSと同じ排気量・最高出力の2.7リッターと3.4リッターの水平対向6気筒エンジンが搭載されました。
2008年には改良が施され、後期型へと切り替わりました。ケイマンは排気量を2.9リッターに拡大し、最高出力265馬力・最大トルク300Nmに向上。ケイマンSの3.4リッターは直噴(DFI)となり、最高出力320馬力・最大トルク370Nmへ強化されています。
2ペダル仕様では、Tiptronic Sに代わり、7速のデュアルクラッチ式トランスミッション「PDK」を採用しました。MTは両グレードとも6速MTです。外観ではフロントとリアのデザインが変更され、テールライトはLEDになっています。

限定モデルでは、2007年に「ケイマンS ポルシェデザイン エディション1」が設定されました。ブラックのボディカラーをまとう世界限定777台のモデルで、グローブボックス上に、車両番号が記されたアルミニウム製のバッジを備えます。日本では15台限定で販売されました。
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987型ケイマンは、諸費用を除く車両本体価格がGR86のSZの新車価格を下回る個体も見つかる、ポルシェのミッドシップスポーツです。前期型と後期型では、エンジンの排気量や出力、2ペダル仕様のトランスミッションが異なります。走行距離や整備履歴も、個体ごとに違いがあります。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。











































