約8年ぶり全面刷新! “ランクル300”級の新型「“四駆”SUV」に注目! 全長5mサイズに400馬力の3リッター「直6」搭載! 斬新“ダブルX顔”採用のBMW「X5」どんなクルマ?

BMWは2026年6月、全面刷新された新型「X5」を発表しました。5代目となる新型は、将来追加予定の水素燃料電池車を含め、5種類の駆動方式を揃えるモデルです。なかでも直列6気筒のガソリンとディーゼルはどう進化したのでしょうか。

5代目へ刷新! 2027年初頭に日本導入へ

 BMWは2026年6月30日(現地時間)、同社が「SAV」と呼ぶSUV「X5」の新型モデルを発表しました。

 今回のモデルは第5世代(G65型)にあたり、BMWの新しいデザイン言語に加え、「BMWパノラミックiDrive」や「BMWオペレーティング・システムX」などの新技術を取り入れたモデルとなります。

 従来の第4世代は2018年6月に世界初公開されており、今回の第5世代への移行は約8年ぶりの全面刷新です。

 X5は、優れた走行性能を備える「スポーツ・アクティビティ・ビークル(SAV)」の先駆けとして、1999年に初代が誕生したモデルです。

ボディと一体化したドアハンドル「BMWウィングレット」を採用したサイドビュー
ボディと一体化したドアハンドル「BMWウィングレット」を採用したサイドビュー

 今回の新型は、ガソリン、ディーゼル、プラグインハイブリッド、完全電気自動車に加え、将来追加予定の水素燃料電池車を含め、5種類の駆動方式を揃えるモデルとなりました。

 その内訳は、48Vマイルドハイブリッド技術を採用したガソリンおよびディーゼル、プラグインハイブリッドの「X5 50e xDrive」と「X5 M60e xDrive」、初登場となる完全電気自動車「iX5」です。

 さらに、水素燃料電池技術を採用した「iX5 Hydrogen」も、後日ラインナップに加わる予定です。

 ここでは、そのなかでも内燃エンジンを搭載する「X5 40 xDrive」と「X5 40d xDrive」の2モデルに注目します。

 まずデザインです。エクステリアは新たなデザイン言語を採用し、直立したフロントフェイスが最大の特徴となっています。

 垂直基調の「BMWキドニーグリル アイコニック・グロー」と、デイタイムランニングライトに「ダブルXライト・アイコン」を用いたアダプティブLEDヘッドライトを組み合わせ、昼夜を問わず一目でBMWと分かる存在感を放ちます。

 ドアハンドルには、ボディ表面と一体化した「BMWウィングレット」を採用。側面から見た際の一体感あるフォルムを実現しました。

 ボディサイズは全長4994mm×全幅2000mm×全高1751mm、ホイールベースは3035mmです。

 国産大型SUVの代表格であるトヨタ「ランドクルーザー300」のGR SPORTは、全長4965mm×全幅1990mm×全高1925mm、ホイールベースは2850mmです。

 新型X5はランドクルーザー300 GR SPORTより全長が29mm、全幅が10mm大きい一方、全高は174mm低く、全長・全幅はほぼ同等ながら、より低く構えたプロポーションとなっています。

 インテリアも刷新され、乗員5名がゆったりと過ごせる空間を確保。天然素材のスレート(粘板岩)をBMWとして初採用し、ガラスのアクセントやドア/ダッシュボードの「X」ステッチを組み合わせた上質な空間となっています。

 コックピットには、フロントウインドー下部いっぱいに情報を映し出す「BMWパノラミック・ビジョン」や、フリーカットデザインのセンターディスプレイなどからなるBMWパノラミックiDriveを採用しました。

 助手席用の14.6インチ「BMWパッセンジャー・スクリーン」も初採用され、走行中でも助手席の乗員がエンターテインメントを利用できます。

 運転支援では、「BMWシンビオティック・ドライブ」を採用。システム作動中でもドライバーが加速やステアリング、ブレーキを操作でき、アシスト機能とドライバー操作の自然な連携を図っています。

 ガソリンモデルのX5 40 xDriveは、3リッター直列6気筒ガソリンエンジンに48Vマイルドハイブリッド技術と8速ステップトロニックATを組み合わせます。

 システム最高出力は294kW(400馬力)、最大トルクは580Nmで、0-100km/h加速は5.3秒、最高速度は250km/hに達します。

 一方、ディーゼルモデルのX5 40d xDriveは、3リッター直列6気筒ディーゼルエンジンに、同じく48Vマイルドハイブリッド技術を組み合わせます。

 システム最高出力は230kW(313馬力)、最大トルクは670Nmを発揮。0-100km/h加速は6.1秒、最高速度は230km/hとなっています。

 どちらも駆動方式には、インテリジェント4輪駆動システム「xDrive」を採用しています。

 生産は2026年8月に米国のスパルタンバーグ工場で開始される予定です。

 なお、BMWドイツ公式サイトでは、新型X5は2026年6月30日から注文可能で、市場投入は2026年第4四半期の見込みとされています。

 ドイツ本国での価格は、X5 40 xDriveが9万8800ユーロ(約1843万円 ※2026年7月下旬時点)、X5 40d xDriveが9万4800ユーロ(約1768万円)です。日本での価格は現時点では公表されていません。

 なお、BMW日本法人の公式サイトでは、新型X5の日本導入を2027年初頭に予定していると案内しています。同サイトでは、現時点でガソリンモデルのX5 40 xDriveが紹介されており、まず同モデルが導入される可能性が高そうです。ただし、日本仕様の正式なラインナップや価格は公表されていません。

※ ※ ※

 約8年ぶりに全面刷新され、新たなデザイン言語とデジタル技術を取り入れた5代目X5。

 今回取り上げた直列6気筒のガソリンとディーゼルは、いずれも48Vマイルドハイブリッド技術と8速ステップトロニックAT、インテリジェント4輪駆動システムxDriveを組み合わせています。

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Writer: 佐藤 亨

自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

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