国や警察、自動車メーカーまで さまざまな方法で取り組む「逆走問題」とは

ニュースで取り上げられる「逆走問題」。国や警察、高速道路管理社から自動車メーカーまで、さまざまな角度から対策に取り組んでいます。

「逆走」の対策や対処方法とは

 ニュースで度々取り上げられる「逆走問題」。主に高速道路で発生することが多く、そのなかでも、『合流部分や出入口、料金所付近が全体の約7割。平成28年の逆走件数は249件となり、そのうち約2割が事故に至っています。

電光掲示板による「注意喚起」

 国土交通省が発表している資料では、75歳以上の運転免許保有者が6%存在するのに対して、逆走した運転者は45%を占めます。

 高齢者の運転トラブルや逆走問題に対して、どのような対策が取られているのでしょうか。高速道路を管理するNEXCO各社や首都高では、さまざまな対策を実施しています。

 NEXCO西日本 広報課によれば「管轄の警察などと協力して、サービスエリアやパーキングエリアでの啓発活動も行なっています」と話します。

 物理的な対策方法としては、道路上に進行方向の矢印を明記、ICやJCT、一般道の出口に“進入禁止”“逆走中 止まれ”などの標識を設置。そのほか、ラバーポールにより逆走できないように対策をしている場所も存在しています。

「実際、高速道路を走行中に逆走車を発見した場合は、110番や道路緊急ダイヤル(#9910)に通報するほか、最寄りの非常電話で道路管制センターに連絡をお願いします。逆走の通報などがあった場合、管轄する道路管制センターにおいて高速道路本線上の案内板に、“逆走のお知らせ(注意喚起)表示”を出しております。

 しかし、ハイウェイラジオによるリアルタイムの呼びかけまでは行なっておりません。そのため、走行時には案内板情報で『逆走車あり』と確認されたら、最大限の注意をしてください」(NEXCO西日本)

「逆走対策」を画像で見る(4枚)

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