普段は事務所、水害時には最強の安全拠点に 超一流レーサーが開発した「浮いて待つ」シェルターとは?
超豪華なトイレやお風呂? 水道がない場所では川の水を引いて使うこともできる
災害ブースで注目を集めていたのは、カーゴトレーラーをベースにした、お風呂とトイレです。ジャグジー付のお風呂は高級ホテルのバスルームのような美しい仕様が注目を集めていました。自然災害などで被災し、心と体が疲れ切っている時に、このような機能的で豪華なお風呂があると癒されそうです。
ちなみに、水道が出ない場所であっても川の水などをろ過して清潔な状態で使うことができるそうです。
■お風呂ルーメット(お風呂付トレーラーハウス)
シャワールームとジャグジー付のバスタブで構成されるトレーラーハウスです。家庭用のエアコンも備わっており脱衣場や洗面スペースも快適に使えそうです。
常時1500Wまでが使用可能なライフプラグと、ソーラーパネルの2系統からの電源供給を可能としており、汚れた水をろ過するフィルターの効果で水道が確保できない場所でも川の水などを引いて供給できます。
■トイレルーメット(トイレ付きトレーラーハウス)
こちらは男女それぞれのトイレを備えたトレーラーハウスです。災害時でもゆったりと安らげるプライベートな空間を確保した高級感あふれるパウダールームを備えています。プロパンガスでお湯を沸かすことも可能です。
自然災害が世界的に増えている今、まさに備えあれば憂いなし。津波被害やライフラインがストップした時でも、このようなトレーラーハウスやシェルターが身近にあるといいですね。
【了】
Writer: 加藤久美子
山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。