【32年ぶり復活!?】新たな「スポーツカー」初公開! “レトロオマージュ”のデザインに「大型ウイング」&“一文字ライト”を採用! 英国・カラムデザイン「ポートフォリオ XJ220/XJ220 GT1」ティザー画像を発表!

イアン・カラム氏率いるカラムデザインが、ジャガー「XJ220」を現代的に再解釈したデザインスタディ「Portfolio XJ220」と「XJ220 GT1」を公開しました。1994年の生産終了から約32年を経て、伝説のスーパーカーが現代的な解釈によって新たな姿によみがえりました。

伝説のスーパーカーがデザインスタディとして復活

 2026年6月25日、カーデザイナーのイアン・カラム氏が率いるデザインスタジオ「Callum Designs(カラムデザイン)」が、公式Instagramで新プロジェクトのティザー画像を公開しました。

 公開されたのは、「Portfolio XJ220(ポートフォリオ XJ220)」と名付けられたデザインスタディです。

 1990年代を代表するスーパーカーの1台であるジャガー「XJ220」を現代的なデザインで再解釈したプロジェクトで、1994年の生産終了から約32年を経て実現した、実質的なXJ220復活プロジェクトとして、世界中の自動車ファンの注目を集めています。

 イアン・カラム氏は、イギリスを代表するカーデザイナーであり、世界的にも高い評価を受ける人物です。

 フォードでキャリアをスタートした後、トム・ウォーキンショー・レーシング(TWR)などを経て、アストンマーティン「DB7」や初代「ヴァンキッシュ」といった自動車史に残る名車のデザインを担当しました。

 その後はジャガーのデザインディレクターとして、「XK」「XF」「XJ」「Fタイプ」など数々のモデルを手掛け、ブランドイメージの刷新に大きく貢献。

 モダンでエレガントなデザインを確立し、新たなジャガーのデザインアイデンティティを築いた人物として知られています。

 2019年にジャガーを退社した後は独立系デザイン会社「CALLUM(カラム)」を設立。クラシックモデルを現代の技術やデザインで再解釈するプロジェクトや、ワンオフモデル、少量生産車の開発などを精力的に手掛けています。

約32年の時を経て現代のデザインで再解釈。往年の魅力と最新のデザインが融合した1台
約32年の時を経て現代のデザインで再解釈。往年の魅力と最新のデザインが融合した1台

 今回モチーフとなったジャガーXJ220は、1988年にコンセプトカーとして初公開され、1992年に市販化された伝説的なスーパーカーです。

 車名の「220」は、開発当初に掲げられた目標最高速度220mph(約354km/h)に由来します。

 当初はV型12気筒エンジンの搭載が予定されていましたが、市販モデルでは3.5リッターV型6気筒ツインターボへと変更されました。

 それでも最高速度217.1mph(約349km/h)を記録し、当時の市販車として世界最高速を達成。現在でも1990年代を代表するスーパーカーとして高い人気を誇っています。

 そして何より高く評価されているのが、美しく流麗なスタイリングです。全幅2mを超えるワイドボディでありながら、低く伸びやかなプロポーションと空力性能を追求したロングテールシルエットは、現在でもスーパーカーデザインの傑作として高く評価されています。

 公開されたティザー画像からは、オリジナルへの深い敬意を払いつつ、現代的なデザインへと昇華させたことがうかがえます。

 シルバーのPortfolio XJ220は、XJ220を象徴する低く流れるロングテールシルエットを継承しながら、フロントには極薄の2本ラインのLEDヘッドライトを採用。シャープで精悍なフロントマスクへと進化しています。

 サイドの大型エアインテークも、オリジナルの意匠を踏襲しつつ、ドアからリアフェンダーへ自然につながる滑らかな造形へと刷新されました。

 さらに、エアロディスク風ホイールや横に広がるLEDテールランプなど、オリジナルのデザインエッセンスを踏襲しながら、現代のハイパーカーを思わせるディテールが随所に盛り込まれています。

 その後、追加のティザー画像も公開され、レーシング仕様をイメージした「XJ220 GT1」も披露されました。

 鮮やかなイエローのボディカラーをまとったGT1仕様は、Portfolio XJ220とは対照的にアグレッシブなデザインを纏っています。

 大型フロントスプリッターや高く立ち上がる固定式リアウイングなどを備えた迫力あるスタイリングが特徴です。

 そのデザインは、ル・マン参戦車両のスペアパーツを用いて製作された「XJ220 S」を思わせるもので、レーシングカー由来のディテールを色濃く反映した1台となっています。

 一方で、単なる往年のレーシングカーの再現ではなく、現代のエアロダイナミクスを反映した洗練された造形も見どころです。

 クラシックな魅力と最新のデザインを高い次元で融合させたスタディであることが伝わってきます。

※ ※ ※

 現時点では、Portfolio XJ220とXJ220 GT1がデザインスタディにとどまるのか、それとも実車として限定生産されるのかは明らかになっていません。パワートレインやシャシー、販売計画などについても公表されていない状況です。

 それでも、イアン・カラム氏が伝説のスーパーカーを現代的な解釈で描き直したことは、多くの自動車ファンの期待を大きく膨らませています。

 今後、このプロジェクトがデザインスタディの枠を超えて実車化へ発展するのかも含め、カラムデザインから発表される続報に注目したいところです。

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Writer: くるまのニュース編集部

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