応援したい地域の図柄を選べる! 「ふるさと版」ナンバープレートが誕生へ 人気の“希望ナンバー”に「取得対価」を求める新制度も
国土交通省は2026年6月30日、「図柄入りナンバープレート等に関する検討会」における今後の方向性を発表しました。新たに、応援したい地域の図柄を自由に選択できる「図柄ナンバープレート(ふるさと版)」が創設されるほか、特定の人気番号を取得しやすくするために、取得対価を設ける新制度の導入が検討されています。
ふるさと納税の”ナンバープレート版!?
現在、地域の風景などをデザインした図柄ナンバープレート(地方版)は全国78地域で導入されています。しかし、これまではその地域に自動車を使用の本拠を置くユーザーしか選択することができませんでした。
そこで国交省は2026年6月30日、地方創生の観点から、全国のユーザーが応援したい地域の図柄を自由に選択できる「図柄ナンバープレート(ふるさと版)」を創設する方針を示しました。
例えば「富士山」の図柄は、従来は「富士山ナンバー」でしか選べなかったのが、「品川」や「横浜」でも富士山の図柄を選ぶことができるようになります。
特定の地域の振興に賛同するユーザーが寄付金を納めたうえで取得し、“走る広報大使”として魅力を発信することが期待されています。
まずは自家用の中板を対象とし、2種類から3種類程度の図柄に絞って小規模かつ試行的に導入される予定。図柄は、交付実績や国民アンケートにより今後選定されます。
地域は限定せず、全国で交付。遅くとも2029年度までにはこの試行導入を開始し、その後段階的に種類を拡大して本格導入を目指すとしています。

また、ナンバープレートの4桁の数字を自由に選べる希望番号制度についても、新たな方策が打ち出されました。
現在、人気の高い一部の番号は無料の抽選制となっていますが、特定の番号に人気が集中し、地域によっては当選倍率が30倍を超える事態も発生しています。
この課題を解決し、多様なニーズに応えるため、国交省は抽選倍率を低下させるための具体的な対策に乗り出します。
まずは、インターネットで申し込みを行う際に、当選までの平均的な参加回数や倍率を公表するなど、ユーザーへの情報提供を充実させる取り組みを速やかに実施します。
さらに、著しく高い倍率となっている特定の番号と地域に限定して、取得対価として一定額以上の寄付金を求める仕組みを試行的に導入することが検討されています。
金額については、倍率低減効果を見込んで定額方式を基本とし、2026年度中には詳細な制度設計を行う予定です。
これらの施策は、2024年7月に設置された有識者による検討会での議論を経て、2025年6月の中間取りまとめで継続的な検討が必要とされていたテーマです。
今回、各施策を試行的に実施する目処が立ったことから、今後の方向性として正式に発表されました。
ふるさと版ナンバーによって地域振興のさらなる促進が見込まれると同時に、希望番号の新たな決定方法により、これまでなかなか手に入らなかった人気の数字が取得しやすくなる可能性があります。
まずは限定的な試行から始まりますが、これらの制度が将来的に本格導入されることで、自動車ユーザーにとってナンバープレートがより一層愛着を持てるものになっていくことが期待されます。
Writer: くるまのニュース編集部
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