【78年の歴史】新型「“V8”スポーツカー」まもなく詳細発表! 薄型テールライト×大径マフラーの“ド迫力リア”が凄い! 伝統のミッドシップDNA継ぐ“1000馬力超え”の「ロータス タイプ135」英国モデルとは?

英国のロータスは2026年5月に事業戦略「フォーカス2030」を発表。そこでは、2028年に1000馬力オーバーのV8ハイブリッドスーパーカーを投入予定であると判明しました。

78年の歴史…新世代を牽引する1000馬力オーバーのスポーツカー

 英国のスポーツカーメーカー、ロータスは2026年5月12日(現地時間)、2030年に向けた新たな事業戦略「フォーカス2030(Focus 2030)」を発表しました。

 この戦略では、ブランド価値の向上やマルチパワートレイン戦略の推進を柱としており、2028年に登場予定の新型V8ハイブリッドスーパーカー「タイプ135」についても言及しています。

 ロータスは創業以来、英国を代表するスポーツカーメーカーとして数々の名車を世に送り出してきました。

 なかでも「エリーゼ」や「エスプリ」といったミッドシップスポーツカーは、日本でも根強い人気を誇るモデルとして知られています。

 現在のラインナップには、電動SUV「エレトレ」、2シーターのミッドシップスポーツカー「エミーラ」、電動4ドアGT「エメヤ」などが揃っています。

薄型LEDテールライトや大径ツインマフラー、大型リアディフューザーなどから、本格的なミッドシップスーパーカーとなる可能性がうかがえる
薄型LEDテールライトや大径ツインマフラー、大型リアディフューザーなどから、本格的なミッドシップスーパーカーとなる可能性がうかがえる

 今回発表された「フォーカス2030」では、78年にわたって築いてきた伝統を受け継ぎながら、ロータスならではのブランドDNAをさらに強化していく方針が示されました。

 また、欧州、北米、アジア太平洋地域といった主要市場ごとに明確な戦略を策定し、収益性の向上と財務基盤の強化を目指します。

 開発体制については、車両デザインを英国本社で行い、研究開発を中国で進めることで、より迅速な市場投入を実現するとしています。

 パワートレイン戦略では、内燃機関車(ICE)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、電気自動車(BEV)を市場のニーズに応じて展開。

 短期的には電動車販売の約60%をPHEV、約40%をBEVとし、市場動向を見極めながら将来的な完全電動化へ移行する計画です。

 今後のロータスにとって重要な技術となるのが、プラグインハイブリッドシステムです。その第一弾となる「Xハイブリッド」は、SUVモデル「エレトレ Xハイブリッド」に採用されています。

 すでに中国では納車が始まっており、欧州市場では2026年第4四半期から納車が開始される予定です。

 Xハイブリッドは、2.0リッター直列4気筒ターボエンジンと900Vアーキテクチャを組み合わせたシステムを採用。

 最高出力952PS、最大トルク935Nmを発揮し、0-100km/h加速はわずか3.3秒という高性能を実現しています。

 さらに、70kWhの大容量バッテリーを搭載し、20%から80%までの充電時間は約9分。EVモードで最大350kmを走行できるほか、エンジン走行を含めた総航続距離は1200km以上に達するとしています。

 そして、このXハイブリッドをさらに進化させたPHEVシステムが、2028年に投入予定の新型スーパーカー「タイプ135」に搭載される見込みです。

 タイプ135にはV型8気筒エンジンを組み合わせたハイブリッドシステムが採用され、システム最高出力は1000PSを超えるとされています。生産は欧州で行われる予定です。

 また、2026年5月11日に公開されたタイプ135のティザー画像からは、そのスタイリングやパッケージングの一端もうかがえます。

 リアビューでまず目を引くのは、左右に並ぶ薄いLEDテールライトと中央に配置された“LOTUS”のロゴです。

 その下には大径の丸型マフラーを左右に1本ずつ配置。電動化を推進するロータスですが、このレイアウトはV8エンジンを主役とする高性能モデルであることを強く印象付けます。

 さらに、リア下部には大型のリアディフューザーを装備。1000PS超という強大なパワーを路面へ確実に伝えるため、高速域での安定性やダウンフォース性能を重視した設計が採用されている可能性が高そうです。

 そして興味深いのが、一般的なスーパーカーで見られるリアウインドウが確認できない点です。

 また、キャビン後方には大きな開口部が設けられており、エンジンルームへ空気を導く吸気ダクトや冷却用エアアウトレットとして機能する可能性があります。

 この造形から推測すると、タイプ135はエンジンをキャビン後方に搭載するミッドシップレイアウトを採用する可能性があります。

 ロータスはこれまでエスプリ、エリーゼ、エキシージ、エヴォーラ、そして現行エミーラといった主力スポーツカーでミッドシップ方式を採用してきました。

 ブランドのDNA継承を掲げる「Focus 2030」の方針を踏まえても、タイプ135がその流れを受け継ぐ存在となることは十分に考えられます。

 もちろん、現時点で公開されているのはシルエットを強調したティザー画像のみであり、実際のレイアウトや詳細なスペックは明らかになっていません。

 ロータスによると、このV8ハイブリッドスーパーカーの詳細は2026年後半に発表される予定です。

 エクステリアやインテリア、パワートレインの詳細スペック、販売地域など、今後明らかになる続報に大きな注目が集まりそうです。

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Writer: 山城颯太

理系国立大学を卒業後、自動車メディアを中心にフリーランスのライターとして活動中。TOEIC 925点。クルマから電車、飛行機まで乗り物大好き。主に新型車のグレードに焦点を当てたモデル紹介、海外車の執筆などを担当。

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