トヨタが「ヤリス(ヴィッツ)」でハイブリッド車のイメージチェンジを狙う 欧州初「GRスポーツ」第一弾

10月4日から一般公開されているパリモーターショーで、トヨタは欧州初の「GRスポーツ」となる「ヤリス GRスポーツ」(日本名:ヴィッツ)をお披露目しました。

「ヤリス GRスポーツ」はハイブリッド専用車

 一方、インテリアで最大のトピックは、ウルトラスエードを張った「GR」スポーツシートの採用です。「86」と同じ3本スポークのステアリングホイールも備えました。

 もちろん、走りが楽しくなるチューニングのメインは、日本の「GRスポーツ」と同様に足回りです。ザックス製のハイパフォーマンスダンパーに専用のスプリングやスタビライザーを組み合わせ、車高はノーマル比11mmダウン。タイヤはブリヂストン「ポテンザ」の17インチで、ブラックのホイールにセットされています。

 興味深いのは、パワートレインです。なんとこの「ヤリス GRスポーツ」はハイブリッド専用車なのです。ハイブリッドシステムは日本の「ヴィッツ」や「アクア」と同じで、1.5リッターエンジン+モーターを組み合わせた「THSII」です。あえてハイブリッド専用としたのは、ハイブリッド+スポーツという先進的なイメージと、新しいスポーツカー像を作っていくためだと推察できます。

 なお、「ヤリス」標準車にはハイブリッドだけでなく1リッターや1.5リッターのガソリンエンジンもあります。

 この「ヤリス GRスポーツ」は、2018年内に欧州市場で販売が始まるそうです。「ヤリス」に続く第2段、第3弾の「GRスポーツ」はいったいどの車種が選ばれるのでしょうか。

【了】

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Writer: 工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。

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