トヨタが「ヤリス(ヴィッツ)」でハイブリッド車のイメージチェンジを狙う 欧州初「GRスポーツ」第一弾
10月4日から一般公開されているパリモーターショーで、トヨタは欧州初の「GRスポーツ」となる「ヤリス GRスポーツ」(日本名:ヴィッツ)をお披露目しました。
ハイブリッド=スポーティというイメージ戦略
10月4日から一般公開されているパリモーターショーで、トヨタは「ヤリス GRスポーツ」(日本名:ヴィッツ)をお披露目しました。じつはこのクルマ、欧州で初めての「GRスポーツ」です。
「GR」(ジーアール)は、以前は「G’s」(ジーズ)と呼ばれ、昨年の秋から展開しているトヨタの量産スポーツブランドです。「走るのが楽しくなるクルマ」を目指して「GAZOO Racing」がモータースポーツ活動で得たノウハウや知見をフィードバックしてカスタマイズを施し、ディーラーで購入できるモデルになっています。
なかでも「GRスポーツ」はカスタマイズの範囲を狭くすることで購入しやすい価格を実現したモデルで、日本ではスポーツカーの「86」に加え「アクア」や「ヴィッツ」などのコンパクトカー、「ノア」や「ヴォクシー」などのミニバン、そしてSUVの「ハリアー」にも幅広く展開されています。
「ヤリス」は「ヴィッツ」の欧州名ですが、今回発表された「ヤリス GRスポーツ」は欧州における「GRスポーツ」の初展開となります。ロータス譲りのスーパーチャージャー付1.8リッターエンジンを積むなど、より高度なチューニングを施した「ヤリス GRMN」からインスパイアされたモデルと、トヨタは説明します。
エクステリアではベースとなったモデルと同じ形状のバンパーを使うのが、日本の「GRスポーツ」とは異なる部分です。しかし、ブラックハニカムグリルやアクセントに添えた赤いラインなどで、スポーティな印象を演出。ピアノブラックのドアモールや、ブラックドアミラー&フォグランプベゼルなど、細部でも違いが見られます。