トヨタ「新型プリウス」まもなく発表!? デビュー4年目で「大幅刷新」? 26年中実施に期待の「マイチェン」どう変わる?

2022年に登場した現行型のトヨタ「プリウス」(5代目)は、これまでのエコロジーに加え走りの性能も融合され、多くの支持を集めています。とはいえ、そろそろ改良モデルの登場も期待できる頃。マイナーチェンジ後の新たなプリウスは、いったいどのようなクルマになるのか、徹底予想していきます。

「走りのエコカー」が次の進化へ

 トヨタ「プリウス」は1997年12月、「21世紀に間に合いました」というキャッチコピーとともに、世界初の量産HEV(ハイブリッドカー)として誕生しました。

 ガソリン車と同等の使い勝手を保ちながら燃費を約2倍に高め、CO2排出量を半減させたその革新性は、自動車産業そのものの歴史を変えるものでした。

 国内では第18回「1997-1998 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したほか、アメリカでは著名人たちが率先して愛用する社会現象にまでなりました。

 2003年登場の2代目では「トライアングルシルエット」と呼ばれる5ドアハッチバックスタイルを確立し、グッドデザイン大賞も受賞。「プリウスといえばこの形」というアイコンが定まりました。

 2009年の3代目は、ハイブリッドシステムの90%以上を新開発し、10・15モードで当時世界トップの燃費「38.0km/L」を達成。発売1か月で約18万台もの受注を集める空前の大ヒットとなり、エコカーの代名詞として世界に躍進を遂げたモデルといえます。

 2015年の4代目ではTNGAプラットフォームを初採用し、全高を下げた低重心のスポーティなシルエットへと進化。さらに2018年のマイナーチェンジで予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」が全車標準装備となり、安全性能でも時代をリードしました。

精悍クーペボディはどう変わる!?
精悍クーペボディはどう変わる!?

 そして2022年12月、現行の5代目(60系)が登場します。

「Hybrid Reborn」というコンセプトのもと、従来のエコカーイメージを大きく覆す流麗なスポーツシルエットを採用。ハンマーヘッドデザインのフロントマスクと、低く伸びやかなモノフォルムボディは「ひと目惚れするプリウス」として大きな話題を呼びました。

 2リッターエンジンを搭載したHEV(一部は1.8リッター)とPHEV(プラグインハイブリッド)を展開し、PHEV仕様ではEV走行距離87kmを実現。発売後も半年から1年以上の納車待ちが続くほどの大ヒットとなりました。

 現行5代目は2025年7月に一部改良を実施しており、ETC2.0の標準化や上位グレードへのデジタルインナーミラー・12.3インチディスプレイオーディオPlusの標準装備などが行われています。しかし、この改良はあくまで小規模なアップデート。本格的なマイナーチェンジは2026年内から2027年初頭に行われると予想します。

 過去のサイクルを参照すると、4代目プリウスは2015年のフルモデルチェンジから約3年後の2018年にマイナーチェンジを実施し、デザインの刷新やToyota Safety Senseの全車標準化など、フルモデルチェンジに近い規模の改良を行いました。

 5代目が2022年末登場であることを踏まえると、3~4年サイクルの慣例にのっとり、2026年前後が次の本格改良のタイミングとして濃厚です。

 現行5代目に対してもっとも多く寄せられているユーザーの声が、「リアの視認性の悪さ」です。

 スポーティさを優先した結果、後方の見切りが難しいという指摘は販売開始直後から続いており、マイナーチェンジでの改善が強く期待されます。

 リアガラスの角度や形状、リアコンビネーションランプのデザイン変更など、デザインの完成度をさらに高めながらも実用性に配慮した改良が入ることが予想されますが、マイナーチェンジ時に大掛かりな刷新は難しく、どこまで手が入るかは不明です。

 フロントマスクについても、基本デザインを継承しつつ、よりシャープに磨き上げられる可能性があるでしょう。

 安全装備の強化は、プリウスのマイナーチェンジにおいて毎回の目玉となっています。

 現行モデルに搭載されている「プロアクティブドライビングアシスト(PDA)」は、カメラが潜在的リスクを先読みしてブレーキやステアリングを穏やかにサポートする先進機能ですが、次の改良ではこれをさらに発展させた機能追加に期待したいところ。

 交差点での右折時支援や、より精度の高い歩行者・自転車検知、カーブ手前での速度制御など、日常シーンに根ざした運転支援の充実が見込まれます。

 日常の細かなストレスを解消する改良も予想されます。

 毎回の起動時にボタン操作が必要なオートブレーキホールド(ABH)のメモリー機能化は、多くのユーザーから要望が上がっており、他モデルにも採用が広がっていることから、実現が期待されます。

 また人気オプションを標準装備化する近年のトヨタの傾向に沿い、グレード別の装備差が縮小される可能性もあるでしょう。

※ ※ ※

 1997年の世界初量産ハイブリッドカーとして誕生して以来、プリウスはつねに「時代の一歩先」を走り続けてきました。

 5代目で「エコカー」から「走りも楽しいハイブリッドスポーツ」へと見事にイメージを刷新したプリウスが、次の改良でどう磨かれるのでしょうか。

 リアデザインの課題解決、安全装備の深化、そして使い勝手の細かな熟成など、あらゆる面でのブラッシュアップが期待される2026年から2027年の一部改良は、プリウスファンならずとも注目の一大イベントとなりそうです。

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