トヨタ新型「“ちいさな”SUV」が凄い! 最上級より「363万円安い」のに“本格4WD×ラダーフレーム構造”を採用! タフなカクカクデザインや“TOYOTA”ロゴも特徴的な「ランドクルーザーFJ」に注目!
2026年5月、トヨタから「ランドクルーザーFJ」が発売されました。ランドクルーザーらしい本格的な悪路走破性を備えながら、コンパクトなボディによって街中での扱いやすさも追求したモデルです。今回は、デザインや走行性能、安全装備、価格などを詳しく紹介します。
コンパクトでも妥協なき“本格派”
2026年に入ってからも、国内のSUV市場では新型車の投入が続いています。SUVは日常の移動だけでなく、アウトドアやレジャーなど幅広い用途に使えることから、実用性と走破性を兼ね備えたモデルも多く登場しています。
そうしたなか2026年5月、トヨタのSUVラインナップに新たなモデルが加わりました。本格的なオフロード性能を備えながら、コンパクトなボディを採用し、日常での扱いやすさにも配慮した1台です。一体どのようなクルマなのでしょうか。
そのモデルが「ランドクルーザーFJ(以下、FJ)」です。「ランドクルーザー」シリーズのエントリーモデルとして、これまでのラインナップにはなかったコンパクトなボディに、本格的な4WDシステムを組み合わせています。

ランドクルーザーの歴史は、1951年に登場した「トヨタ・ジープBJ型」まで遡ります。その後、1954年に「ジープ」の名称が商標権の問題から使用できなくなったことを受け、車名を“ランドクルーザー”に変更しました。これが、現在まで続くランドクルーザーの名称の始まりです。
以来、過酷な環境でも走り続けられる信頼性や耐久性、悪路走破性を磨き、「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」という考え方を受け継いできました。
その後、最新技術を取り入れながらフラッグシップとして進化する「300」、高い耐久性と整備性を備える「70」、お客様の生活や実用を支える中核モデルの「250」という3シリーズを展開。そこに新しくFJが加わり、現在のラインナップに至ります。
FJは「Freedom&Joy」をコンセプトに開発されました。ランドクルーザーが長年培ってきた信頼性、耐久性、悪路走破性を受け継ぎながら、より多くの人が気軽にランドクルーザーを楽しめるモデルを目指しています。世界初公開は2025年10月で、日本では2026年5月14日に発売されました。
ボディサイズは全長4575mm×全幅1855mm×全高1960mm、ホイールベース2580mmと、現在のランドクルーザーシリーズで最もコンパクトな体躯です。
最小回転半径は5.5mで、コンパクトな車体と短いホイールベースによって、市街地だけでなく狭い道が続くオフロードでも取り回しやすい設計となっています。
車体にはランドクルーザー伝統のラダーフレーム構造を採用。ボディサイズに合わせてプラットフォームを刷新し、ホイールベースを短縮するとともにフレームへブレースを追加することで横方向の剛性を高めています。
さらに、250シリーズ同等の地上高やアプローチアングルを確保し、ディパーチャーアングル(自動車の後輪タイヤの接地面と、車体後端の最も低い部分を結んだ直線が、地面と交わる角度のこと)は、38度と250シリーズ比で+15度をマーク。
ホイールアーティキュレーション(悪路で車体が傾いた際、サスペンションが大きく伸び縮みしてタイヤを路面に接地させ続ける能力)は70シリーズ同等とされ、小さなボディながら、本格的な悪路走行を支える性能を備えているのが特徴です。
エクステリアは、歴代ランドクルーザーが重視してきたスクエアなキャビンを基本としながら、サイコロをモチーフにした直方体のボディを採用しています。
角をそぎ落としたような面構成に加え、張り出したフェンダーや力強いバンパーを組み合わせることで、コンパクトなサイズながら存在感のあるスタイルに仕上げています。背面タイヤやTOYOTAロゴも、歴代ランドクルーザーを思わせる特徴的な要素です。
室内は2列5人乗りで、リアシートには6:4分割可倒式を採用しています。リアシートを使用した状態でも荷室長は735mm、荷室高は1030mm、容量は795Lを確保しています。
さらに、リアシートを格納すると、荷室長は最大1480mm、容量は1607Lまで拡大。コンパクトなボディでありながら、アウトドア用品などを積載しやすい実用性も確保されています。
インテリアは、水平基調のインストルメントパネルを採用し、車両の姿勢を把握しやすい前方視界を確保しています。
モニターやスイッチ類も機能ごとにまとめられており、さまざまな環境で運転する際にも必要な情報を確認しやすく、自然に操作できるレイアウトとしています。
車載システムでは、12.3インチディスプレイオーディオを採用し、コネクティッドナビに対応しています。
大画面のディスプレイによってナビゲーションなどの情報を確認しやすく、オフロードだけでなく日常のドライブでも使いやすいよう配慮されています。
運転支援面では、予防安全パッケージの「Toyota Safety Sense」が採用され、プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)、アダプティブハイビームシステム、ロードサインアシスト、発進遅れ告知機能などを搭載。
なかでもプリクラッシュセーフティは、ミリ波レーダーと単眼カメラを使用し、前方の車両や歩行者、自転車、自動二輪車などを検知。
交差点では右折時の対向直進車や横断する歩行者・自転車に加え、出会い頭の車両や自動二輪車も検知し、衝突回避や被害軽減を支援します。
また、駐車や狭い場所での取り回しをサポートする装備も用意。パノラミックビュー、バックビュー、ワイドフロントビューによって車両周辺を確認しやすくしているほか、ブラインドスポットモニターも備えています。
そのほか、シフト操作を誤った際などに急発進や急加速を抑えるドライブスタートコントロールも採用されています。
走行性能を支えるパワートレインには、最高出力120kW(163PS)、最大トルク246Nmを発揮する自然吸気の2.7リッターガソリンエンジンを搭載。
これに6 Super ECT(電子制御6速オートマティック)を組み合わせ、駆動方式はパートタイム4WDとしています。WLTCモード走行燃費は8.7km/Lです。
もちろん、ランドクルーザーの一員である以上、オフロード性能にも妥協はありません。ダウンヒルアシストコントロールやヒルスタートアシストコントロール、電動リアデフロックなどを採用し、悪路での走行をサポートしています。
さらにVSC&アクティブトラクションコントロールによって駆動力の確保を支援し、舗装路から本格的なオフロードまで幅広い走行環境に対応します。
なお、グレードは「VX」の1グレードで、価格(消費税込、以下同)は450万100円で、現在のランドクルーザーシリーズで最も安い価格設定となっています。
一方、最も高価なのは「ランドクルーザー300 GR SPORT ディーゼル(5人乗り)」の813万6700円で、FJとは363万6600円の価格差があります。
ランドクルーザーの本格的な性能を備えながら、シリーズの中で最も手の届きやすい価格帯に設定されている点も、FJの大きな魅力といえるでしょう。
Writer: ナナハチP
2歳でトミカに出会って以来のクルマ好き。現在はライター兼コンテンツクリエイターとして、自動車・グルメ・旅行などを中心に情報発信を行っている。特に愛車や憧れの一台について語り始めると、つい熱が入ってしまうタイプ。











































