ハイエースやSクラスは平場のコインパーキングでもNG? 車両寸法、地上高…実はシビアな駐車の条件

事故の心配をなくす「ロックレス」駐車場とは

 アイテックの高階さんによると、平場のコインパーキングではロック板式が主流ではあるものの、ロック板がクルマを破損させてしまうなど、深刻なトラブルやクレームに発展するケースもあるとのこと。そのような事故をなくす観点からも、ロック板のない駐車場が増えているといいます。

 こうした「ロックレス」駐車場は、駐車マスのセンサーで車両を認識し、カメラで車両のナンバーを記録、場内全体を見渡す監視カメラで全体の出入り状況も随時記録しています。証拠を把握したうえで、仮に不正利用しようとするクルマがあれば、あとから料金を請求するというものです。

 このシステムは、アイテックが業界で初めて開発したもの。料金をちゃんと支払いたいという人の意思に頼りつつ、「逃げた人だけを追いかける仕組み」(高階さん)なのだとか。2018年10月現在で、「ロックレス」駐車場は全国に約2800を数えるそうです。

駐車場の入口付近などには、駐車できる車両の条件や利用規約などを明記した看板が設置されていることも

 ただし、ロックレス駐車場を採用していても、ロック板式駐車場と同等の利用基準が設けられているところもあり、必ずしもその制限が緩いというわけではありません。また、ロックレスでなくても、センサーが反応しないような車両が駐車した際には、監視員が警告書を車両に貼ったり、監視カメラで車両のナンバーや出入りを記録していたりするケースもあります。

【了】

ロック板のない「ロックレス」駐車場の仕組みを画像で見る

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