トヨタ、ル・マンで「TR LH2 Racing Prototype」を走らせる モータースポーツ起点で「水素の取り組み」を加速
TOYOTA RACINGは3日、6月13日から14日にかけて開催される「第94回ル・マン24時間レース」において、液体水素を燃料とするプロトタイプ車両「TR LH2 Racing Prototype」の初の一般公開デモンストレーション走行を実施すると発表しました。トヨタはこれまで、国内のスーパー耐久シリーズや世界ラリー選手権(WRC)の現場を起点に、気体および液体水素エンジンの実証実験を重ねてきました。世界的な注目が集まる耐久レースの舞台で最新の液体水素技術を実走披露することにより、水素技術や関連インフラの継続的な開発を後押しするとともに、カーボンニュートラル(CN)社会の実現に向けた水素の可能性拡大と、産業界における新たな関係構築を狙う構えです。
TOYOTA RACING、ル・マンで液体水素燃料の「TR LH2 Racing Prototype」を初披露へ! サルト・サーキットで初の一般公開デモ走行を実施
2026年6月3日にTOYOTA RACINGは、6月13日から14日に行われる「第94回ル・マン24時間レース」で液体水素を燃料とする「TR LH2 Racing Prototype」の初の一般公開デモンストレーション走行を実施することを明らかにしました。
トヨタは、モータースポーツの舞台で水素エンジン開発への挑戦を続けています。
この水素の取り組みは、日本で展開されているスーパー耐久シリーズでのROOKIE Racing「ORC ROOKIE GR Corolla H2 Concept」から始まりました。
スーパー耐久シリーズでは2021年から気体水素を燃料として使用。2023年には液体水素を燃料と、今シーズンもさらなる進化が期待されています。
またラリー競技でも、2022年の「FIA世界ラリー選手権(WRC)イープル・ラリー」で、GR Yaris H2がデモンストレーション走行を実施。
2025年の「ラリー・フィンランド」および2026年の「ラリー・モンテカルロ」では、GR Yaris Rally2 H2 Conceptがデモ走行を実施するなど、ラリー競技でも水素の取り組みは加速しています。

ル・マンでは、2023年にORC ROOKIE GR Corolla H2 Conceptがサルト・サーキットでデモンストレーション走行を実施。
同時に将来のル・マンにおける水素カテゴリーを見据えたコンセプトカーとして「GR H2 Racing Concept」が発表されています。
水素技術の開発はさらに進展しており、2025年のル・マンでは液体水素を燃料とする「GR LH2 Racing Concept」が展示されました。
そして2026年は、TOYOTA RACINGが新たなステップとして「TR LH2 Racing Prototype」による初の一般公開デモンストレーション走行を実施するといいます。
TR LH2 Racing Prototypeは、ル・マン24時間レースに参戦する「TR010 HYBRID」と同一のシャシをベースに開発されたプロトタイプで、モータースポーツにおける水素技術の開発をさらに前進させることを目的としています。
デモンストレーション走行は、水素エンジンならではのサウンドを奏でながら全長13626kmのサルト・サーキットを走行。
なおトヨタはこの取り組みについて「トヨタが進めてきた水素技術およびインフラの継続的な開発を後押しするとともに、モータースポーツを通じて、水素の可能性をさらに広めていくための関係構築につながります」と説明しています。
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なおデモンストレーション走行に先立ち、TR LH2 Racing Prototypeは水素技術を紹介する展示エリア「H2ビレッジ」にて展示されます。
H2ビレッジでは、カーボンニュートラル社会の実現に向けたTOYOTAの取り組みを、関連技術やクルマとともに紹介するようです。
Writer: くるまのニュース編集部
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