MotoGP第14戦 ホンダのM・マルケス選手が第9戦ドイツGP以来4戦ぶり今季6勝目

2018年MotoGP第14戦アラゴンGPの決勝レースは、序盤から終盤まで壮絶なバトルが繰り広げられました。

来年チームメイトとなるロレンソ選手転倒、マルケス選手と遺恨勃発か?

 2018年MotoGP第14戦アラゴンGPの決勝レースは、レースウイークを通じて最も気温も路面温度も上がり、厳しいコンディションの中でスタートが切られました。

Repsol Honda TeamのM・マルケス選手、年間チャンピオン獲得に一歩前進か

 ポールポジションからスタートしたJ・ロレンソ選手は、ターン1のブレーキングでアウトのダート側に膨らみ、リアのコントロールを失いハイサイドを起こし、クラッシュしてしまいます。

 予選3番手につけたRepsol Honda TeamのM・マルケス選手は、決勝に向けて調整してきたハードコンパウンドのリアタイヤのフィーリングが完ぺきではなかったことから、ウォームアップの後にソフトを選択し、フロントにハード、リアにソフトを履いてレースに挑みました。

 M・マルケス選手は、ソフトコンパウンドのリアタイヤを選択したことで23周を通じて安定した走りを実現。中盤まではDucati TeamのA・ドヴィツィオーゾ選手をピタリとマークし、後半はスズキ勢の2人、A・イアンノーネ選手とA・リンス選手を加えた4台でトップグループを形成します。

ドゥカティ、ホンダ、スズキ、4台の争いは終盤まで続いた

 終盤トップに立ったM・マルケス選手は、後続の追撃を振りきり、4戦ぶり今季6勝目を達成。A・ドヴィツィオーゾ選手は、0.648秒差の2位でフィニッシュラインを通過しています。

 後半戦に入り連勝を続けてきたドゥカティ勢の連勝は「3」でストップし、総合2位で今大会2位のA・ドヴィツィオーゾ選手との差を67点から72点へと広げ、M・マルケス選手はタイトル獲得に、また一歩迫りました。

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