「公道走行不可」の明記無し車両に「シャットアウトすべき!」「次回の出展禁止を」の声! イベント展示の「カスタムカー」で不正改造車は24台! NALTECの啓発活動に反響

自動車技術総合機構(NALTEC)は2026年3月25日、カスタムカーの祭典である「東京オートサロン2026」「大阪オートメッセ」「オートメッセ in 愛知」の会場で実施した、不正改造車をなくすための活動結果を公表しました。この発表に対し、ネット上やSNSでは様々な反響がよせられています。

20年に渡る啓発活動

 自動車技術総合機構(NALTEC)は2026年3月25日、カスタムカーの祭典である「東京オートサロン2026」「大阪オートメッセ」「オートメッセ in 愛知」の会場で実施した、不正改造車をなくすための活動結果を公表しました。

 この発表に対し、ネット上やSNSでは様々な反響がよせられています。

 東京オートサロンをはじめとするカスタムカーショーでは、毎年自動車メーカー自身が出展するほか、パーツメーカーやカスタムショップなども趣向を凝らしたカスタムカーやチューニングカーを展示しています。しかし、これらの展示されているクルマのすべてが公道を走行できるわけではありません。

 日本国内の公道を走行するためには、安全や環境に関する基準を定めた「保安基準(道路運送車両法)」を満たしていなければなりません。装置の改造や取り外しにより、この基準に適合しなくなると「不正改造車」と見なされ、公道を走ることは法律で禁じられています。

 ショーに展示される車両の中には、あくまでイベントでの展示を目的として改造された、公道走行を前提としないクルマも数多く存在します。具体例としては、サスペンションの改造(シャコタンやバネカット)、タイヤやホイールといった回転部分が車体から突出する状態(ハミタイ)、窓ガラスへの貼付物(フルスモやハチマキ)、車体の突起物(竹ヤリマフラーなど)、競技用のウイングといったスポイラー、灯火器の改造や装着などが挙げられます。

 会場で一般の来場者に向けて「公道走行不可のショーカー」と明記されていれば問題はありません。しかし、自動車技術総合機構によると、そうした表示がない展示は来場者が保安基準について誤った認識を持ち、意図せず不正改造車を運転してしまうケースが増えることを懸念しています。そのため、同機構は展示車両のうち公道走行ができないショーカーについて、その旨を見やすい場所に表示するよう、出展者に対して注意を促す啓発活動を行っています。

ハミタイ車両の例(画像:自動車技術総合機構(NALTEC))
ハミタイ車両の例(画像:自動車技術総合機構(NALTEC))

 2025年度においては、2025年7月から2026年2月にかけて開催された前述の3つのイベントで、合計1750台の出展車両がチェックされました。その結果、保安基準に適合していないことが確認されたのは24台で、不適合箇所は合計で40箇所に上りました。不適合箇所として特に多かったのは、「タイヤ・ホイールの突出(ハミタイ)」、「窓ガラスへの貼付物等(フルスモ・ハチマキ)」、そして「エア・スポイラー」でした。これらの車両に対しては、「公道走行不可」と見やすく表示してもらうよう出展者に啓発活動を行ったとのことです。

 東京オートサロン事務局も、競技や展示専用の車両を除き、「公道走行を前提とした道路運送車両の保安基準に則ったクルマづくり」という考え方を推奨しています。

 同機構によれば、この啓発活動を開始してから20年が経過し、ショーの主催者や出展者、そしてクルマのユーザーの間で不正改造への理解は深まってきたとしながらも、「引き続き関係団体等と協力し、不正改造車の撲滅に向けて取り組んでまいります」としています。

 ルールを遵守し、「見て楽しむ改造」と「乗って楽しむ改造」を明確に区別することが、他者に迷惑をかけないカーライフにつながります。

 同発表に対し、ネットやSNS上では、「イベントで見たから真似しても大丈夫と勘違いする一般ドライバーを減らすために、公道走行不可であることを明示させるのは非常に有意義」といった取り組みに賛同する声や、「積載車での搬入・搬出を義務化し、自走での来場を完全にシャットアウトすべき」「違反出展者には次回以降の出展禁止措置をとるべき」などの厳しい意見も見られました。

 また、自動車業界を引っ張るパーツメーカーや有名ショップが、保安基準を無視した車両を「公道も走れるかのように」曖昧に展示することは、業界全体のイメージダウンにつながるという厳しい指摘もあります。

 日本の優れたカスタム・チューニング技術を健全な趣味・文化として存続させるためにも、公道を走るためのルールと「展示・競技専用のエンターテインメント」の境界線を、出展者側が責任を持って明確に示すべきだという結論になっているようです。

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Writer: くるまのニュース編集部

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