ボルボ新型「V60」に先行試乗 世界初の正面衝突を防ぐ自動ブレーキを採用 事故での死傷者ゼロを目指す

ラグジュアリーな乗り心地と力強い加速感

 今回、発売前の「V60 T5 Inscription」に試乗することができました。エンジンは2リッターガソリンターボを搭載し、出力254PS最大トルク35.7kg-mを発揮します。

力強い走りの新型「V60」

 走り出した最初の印象は、1.7トンの重さを全く感じないことです。ステーションワゴンという長く重いボディタイプでは、ハンドルを切ったときや走り出した際に、ワンテンポ遅れる動きを感じることが多いです。

 しかし、予想以上に軽やかに走り出せ、カーブを曲がることができます。日本独特の狭い路地やストップ・アンド・ゴーが多い都市部でも、ストレスを感じることは少ないです。

 高速走行時では、合流時や追い越し時に重要となる中速から高速の加速が滑らかです。走行モードを「コンフォート」から「ダイナミック」に変更すると、即座にさらに一段上の加速を味わうことができ、よりスポーティな走りを体感できます。

 自動で追従する「ACC」(アダプティブ・クルーズ・コントロール)機能は、高速走行時では前走車に滑らかに追従しますが、渋滞時では加減速が少し荒くなり、このあたりは国産車の方が滑らかかも知れません。

「V60 T5 Inscription」には高級感あるナッパレザーシートが採用され、シートの蒸れなどを軽減するベンチレーション機能や、疲れた身体を癒やすマッサージ機能が付くなど、長距離運転をする人には最適となっています。

 新型「V60」のグレードは、年内にはエントリーモデルとなる「T5 Momentum」や今回試乗した「T5 Inscription」を導入。2019年3月以降に2リッターのスーパーチャージャー&ターボ付エンジンにモーターを搭載する、プラグインハイブリッドモデル「T6」「T8」も登場する予定だといいます。

 洗練されたデザインと先進安全装備が備わった新型「V60」の価格(消費税込)は、499万円から819万円です。

【了】

洗練された新型「V60」の詳細を画像で見る(17枚)

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