トヨタ「“新型”3列・7人乗りSUV」発売で問合せ“増加”!? 「ランクル並みサイズ」&870Lの大容量ラゲッジを持つ「新型ハイランダー」 米国輸入モデルが販売店でも話題に
トヨタが米国から輸入して発売した新型SUV「ハイランダー」について、販売店に聞いてみました。
販売が開始された「ハイランダー」
2026年4月2日、トヨタは米国工場で生産されたトヨタ「ハイランダー」をトヨタモビリティ東京から発売しました。全国発売は今夏以降を予定しています。
ユーザーからの反響について首都圏のトヨタディーラーに問い合わせてみました。
「ハイランダー」の日本への導入については、同年2月16日に施行された、日米交渉を踏まえた「米国製乗用車の認定制度」が活用されています。
国土交通省によるこの新制度は、米国で製造され、なおかつ米国の安全性に適合する車両について、日本国内で追加の試験を行わずに販売できる仕組みです。
トヨタはこの制度を活用することにより、米国工場で生産した車両の日本導入を検討しており、2025年12月にはフルサイズピックアップトラック「タンドラ」、ハイランダーに加え、「カムリ」の導入を目指すと発表していました。
そして今回、まずはタンドラ、ハイランダーの2車種が本制度での認定を取得し、日本国内での販売を開始することになったのです。

ちなみにハイランダーは2000年に初代モデルがデビュー。日本でも「クルーガー」のモデル名で2000年11月~2007年3月まで販売されていました。
今回導入されるハイランダーは、2019年4月にニューヨーク国際オートショーでデビューした4代目にあたります。
日本向けのモデルは、米国で生産され、左側通行のニュージーランド向けに仕立てられた右ハンドル仕様をベースとした「Limited ZR Hybrid」グレードです。
ボディサイズは全長4950mm×全幅1930mm×全高1730mm、ホイールベース2850mm。トヨタのフラッグシップSUV「ランドクルーザー300」と同様の大きなサイズを持ちます。
外観は、フロントには大開口グリルとシャープなLEDヘッドランプを採用するなど、先代モデルの「RAV4」に似た顔つきです。
内装は、3列シートを備えた7人乗りのパッケージを採用。パノラマムーンルーフやJBLプレミアムサウンドシステム、カラーヘッドアップディスプレイといった豪華装備が標準採用されている点も注目です。
さらに、3列目シートを格納すれば、約870リットルもの大容量ラゲージスペースが出現します。
パワートレインは、2.5リッター直列4気筒エンジンに高出力モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載。システム最高出力は184kW(約250馬力・ニュージーランドにおける現地カタログ値)を発揮します。
駆動方式は全車「E-Four(電気式4輪駆動)」を採用し、多様な路面での安定走行が実現されました。
安全面では、プリクラッシュセーフティやレーダークルーズコントロールを含む予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を標準装備。さらに、米国基準に適合した車両として認定を受けることで、国内の保安基準への適合が認められています。
そのいっぽうで、「米国製乗用車の認定制度」を活用した少数輸入車のため、いくつかの点で日本向けの仕様変更が行われています。
具体的には、発炎筒の搭載、技術適合マーク取得済みのスマートキーへの変更、ランプスイッチの変更などです。
また、マルチインフォメーションディスプレイやナビデータはニュージーランド仕様のままとなっており、車載ナビやヘッドアップディスプレイとのナビ連携機能は使用できません。
さらに、トヨタセーフティセンスのロードサインアシスト機能も、地図データや標識の形状が異なるため正常に動作しない点には注意が必要です。また表示言語はすべて英語となり、ラジオの周波数帯も日本仕様とは異なります。
ただし「Apple CarPlay/Android Auto」は日本語表記のままナビ機能も利用できるため、スマートフォンのナビを普段から活用しているユーザーにとってはそれほど大きな問題にはならないかもしれません。
そのほか、塗装が薄い、塗装面の磨き跡など、日本国内よりも多少なりともラフな造りとなっている可能性も明示されています。
ハイランダーの車両本体価格は860万円です(消費税込み)。
ユーザーの反響について、4月下旬にトヨタモビリティ東京に問い合わせてみました。
「『実車を見てみたい』『試乗車はあるのか』といったお問い合わせをいただくことはありますが、ハイランダーは仕様や台数に限りがあるため、専用のフォームよりご予約していただく方式を採用しています。
その後、専門の部署からご連絡させていただき、後日、ご商談に関する日程等の詳細をご相談する形となります。
なお、実際にご商談いただく店舗は芝浦店となっております」
北米発のハイブリッドSUVとして、人とは被りたくないクルマを探している人にとって、ハイランダーは要注目の1台といえるでしょう。
現在のところ、東京都内のトヨタモビリティ東京のみでの取り扱いとなっていますが、全国での発売も待ち遠しいところです。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当。カーメディアの運営サポートや企画立案・ディレクションが得意分野。またオーナーインタビューをライフワークとし、人選から取材・撮影・原稿執筆・レタッチ・編集までを一手に担う。現在の愛車は、1970年式ポルシェ911S(プラレール号)と2022年式フォルクスワーゲン パサートヴァリアント。

























































































