クルマの走行距離 バック走行もカウントされる? オドメーターのしくみとは

クルマをバックで走行させた場合、走行距離にカウントされるのでしょうか。走行距離を表示するオドメーターのしくみは昔といまとで異なり、昔は数字が「戻る」こともありました。

バックの走行距離は「積算」「無カウント」「減算」どれ?

 クルマには、総走行距離を示すオドメーターがついています。区間距離を積算するトリップメーターの場合はユーザーがリセットできますが、総走行距離はそのクルマの価値を判断する重要な指標でもあり、オドメーターはユーザーが操作できないようになっています。

バックは走行距離にカウントされるのか。写真はイメージ

 当然ながら前進すれば走行距離にカウントされ、オドメーターの数値が積算されていきますが、バックの場合は走行距離にカウントされているのでしょうか。前進したときと同様に走行距離として積算されるのか、あるいは無カウントか、バックすると逆に減算されることも考えられます。実際どうなっているのか、ホンダに聞きました。

――バック走行は走行距離にカウントするのでしょうか?

 バックも走行距離にカウントされます。無カウントではありません。

――昔は違ったのでしょうか?

 1960年代くらいまではバックで戻すこともできたそうですが、いまはそのようなことはありません。

※ ※ ※

 オドメーターは現在ではデジタル表示のものが多いですが、かつては、それぞれの桁数のダイヤルがひとコマずつ回っていくアナログの機械式が普通。なかでも古いものは、タイヤの回転を機械的にメーターに伝えて走行距離をカウントしていたため、逆回転すればメーターも逆回転する仕組みだったのです。

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